レディースクリニックでの最初の治療は、
夫婦で受ける「不妊治療の授業」でした。
A4で両面印刷された30ページ以上に
及ぶ資料を使い、看護師さんの講義を
1時間みっちりと受けました。
不妊治療の定義や現状、進め方、
不妊の種類など知らない用語の連続でした。
看護師さんは、柔和な表情でひとつずつ
丁寧に説明しながらも、最後は必ず僕の方に
視線を向けてきました。「あれ、もしかして
理解してないと思われたのかな?」と
そわそわしました。
「一番大切なのは」と、看護師さんが
ことばを区切って話した事は、夫婦で取り組む
という箇所でした。
「そうか!」と僕は得心が行きました。
しかし、この時の看護師さんの話しを
本当に実感するのはもう少し後のことでした。
写真は前回の続き。
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