まずは、結論から言おう。
人口減少は、着実に進んでいる。だが、大川村は自分の「特徴」を捉えている。少なくとも、ブレインは死んでいないと感じる。
危機は、日本の、どの地域よりもいち早く感じていたと思う。昭和60年代、人口700人台であった頃から。
当時は「これを維持する」という目標を掲げ、人口減少は緩やかになっていたが、実現には至らず現在407名である。
手を拱いていたわけではないのです。ただ、時代の変化が早すぎた。
大川村の主力産業である「林業」、高知県の山林率は約89%、大川村のみならず周辺の山村は皆、国内木材の価格低迷により大打撃を受け衰退している。日本全域で起きている事態である。
また、1977年の早明浦ダムが完成すると同時に、村役場を含めた大部分が水没、ピーク時に約4000名いた人口は、白滝鉱山の閉鎖により約500名まで落ち込んだ。
そんな事実に触れると、当時の村民の方の血の滲むようなやるせない思いを感じずにはいられない。
「誰かがやらねば!」その想いだけであろうと推察する。その想いがなければ、とうの昔に無くなっていたであろうから。
現在の主力産業は、「大川黒牛肉」や「はちきん地鶏」がある。高知市内でも「はちきん地鶏」はメジャーになってきたが、大川黒牛はあまり聞かない印象である。この辺りは、実際に感じて来ないとわからない特徴なので、今年は一家で「謝肉祭」に是非お邪魔しようと考えている。
私が今回、特徴と捉えたのはこのあたりにある。高知県民であれば、「謝肉祭」と言えばお馴染みの「焼肉のたれ」がある。
はちきん地鶏と合わせて、大川村の「ブランド化」になっていると思っている。こうした特徴が、まだまだ知られていない高知県だが、これを情報発信していけば高齢化のはるかに進む高知県の起爆剤となるに違いない、そう確信している。
また、広大な自然を生かした「アクティビティ」にも力を入れている。村の奥地の「秘境」を探検するツアーや、昔の生活道を歩く「トレッキング」ツアー、元お坊さんが作る「大川ラーメン」などがある。詳しくは大川村の公式サイト「でぃぐ!大川村」をご覧頂きたい。小さい村のHPとは思えない、素晴らしい山村の魅力がたっぷりと詰まってます
今回は、「仮想の旅」だったので写真は入れなかった。それだけ、大川村の特徴、課題、魅力などがいっぱい詰まったホームページ、SNS、ブログなどが多かったからである。是非そちらを見て、魅力を感じていだだきたい。
私も、高知県にいながら、「全然分かっていない」と感じ、恥ずかしい限りです。今後は、いろいろな地域に目を向けて、私だけの魅力を発掘していこうと考えています。お楽しみに!!
必ず来る「超高齢化社会」あなたはどう楽しみますか?世界の「見本」になってみませんか!?
人生一度きり。人間の死亡率100%。どうせ死ぬなら、楽しんでからでいいんじゃない!?