公共交通機関では不可能なルートで自転車ならではの”地元走り”で巡りたいと思いますので、他県から輪行、トランポで奈良に来られた方が限られた時間で『大和十三仏霊場巡り』をしてみたいという方の参考になればと幸いです。

 

 

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”40代から始める終活”の一環で実施している《ミニベロで行く》大和十三仏霊場巡り

 

第三番・安倍文殊院の参拝を終え、次は第四番・長岳寺に向かいます。

7.6km 徒歩だと1時間47分のようです。

 

 

 

国道169号沿い 我が家の崇敬神社である桜井市大神神社(おおみわじんじゃ)

奥の三輪山全体がご神体となる神奈備信仰様式をとっています。

 

 

 

国道169号より旧道・伊勢本街道上街道に入り、北上していくと

女王卑弥呼のお墓と言われている宮内庁管轄・箸墓古墳

左:前方、右:後円の前方後円墳ですが、森が茂りすぎて一見ではわかりにくいですね。

 

 

 

さらに伊勢本街道上街道を奈良市方向に北上していくと、一本柱の長岳寺五智堂(国重文)

この後訪れる長岳寺の1km離れた飛び地境内に建てられています。


 

 

長岳寺五智堂のある交差点を右折、東に向かい国道169号を渡ると長岳寺に到着です。

 

 

 

第四番 釜之口山 

長岳寺(天理市)

普賢菩薩 -ふげんぼさつ-
 

 

天理市柳本町508 <Google MAP>

 
 
平安初期824年(天長元年)、53代淳和天皇の勅願により弘法大師が開基。
山号:釜の口山、宗派:高野山真言宗、本尊:阿弥陀如来
日本最古の道といわれる山の辺の道(奈良市~桜井市)のほぼ中間地点に位置しハイキングの傍らで参拝される方も多い。
 
 
 
江戸初期1640年(寛永17年)再建の山門よりお詣りさせていただきます。

 

 

 

山門を潜ると正面には奈良盆地東麓の最高峰・龍王山(標高586m)

 

 

 

右に小川が流れる参道を進みます。

 

 

 

城壁のような石垣沿いを進み、先を左に曲がると境内受付があります。

 

 

 

入山料@400円を支払いすぐ左手に、1630年(寛永7年)建立、地蔵院持仏堂(国重文)

檜皮葺の唐風造りの玄関よりお邪魔させていただきます。

 

 

 

土間には江戸時代の炊事場がそのまま残されており、もしかすると今でも行事ごとの際使用されているようです。

 

 

 

1999年(平成11年)NHK「平成古寺巡礼」という番組のロケで来られた宮沢りえ(当時26歳)

貴乃花との婚約解消っていつだっけ?と調べてみると1992年(平成4年)当時19歳なので随分と前なのですね。

 

 

 

日本庭園を施された風景。

 

 

 

茶道をたしなむ茶室のようなお部屋には、お高さそうな絵画や陶器が展示されていました。

 

 

 

延命殿(重文)

 

 

 

緩やかな参道を進み、石段を上っていくと平安後期1161年(応保元年)建立、日本最古の鐘楼門

2階部分に鐘を吊るす鐘楼門として、2番目に古い山形県洞雲寺鐘楼門が1715年(正徳5年)建立なので、いかに古くから現存しているかがわかります。

 

 

 

鐘楼門を潜り、右手に放生池、左手に本堂が建っています。

 

 

 

ブログUPにタイムラグあって失礼しますが、関西花の寺二十五霊場第19番でもある長岳寺の桜は満開でした。

 

 

 

江戸中期1783年(天明3年)再建の本堂

阿弥陀三尊像と増長天立像を祀っています。堂内の撮影禁止

 

 

 

蟇股の飾りは龍や波模様

 
 
 
1645年(正保2年)建立、大師堂
弘法大師(空海)を祀っています。
 
 
 
日本庭園のような境内を歩いていきます。
 
 
 
空海僧
境内全体の一番奥中央に建てられています。
 
 
 
鐘楼門とは別に一般的な鐘楼もあります。
 
 
 
自由に突くことができるせいか、突き棒の先が割れてしまっているようです。
 
 
 
放生池沿いを歩き、参拝受付の方に戻ります。
池の向こうに見えるのは本堂
 
 
 
山門を出てすぐ左手には、天理市トレイルセンター <Googleマップ>
団体客や山の辺の道ウォークのハイカーで賑わっていました。
 
 
 
第四番札所・長岳寺「普賢菩薩」の御朱印を授かりました。

 

 
 

『大和十三仏霊場巡り』<2日目>はここまで。

 

 

第八番・おふさ観音  《←リンク先🔗》

第三番・安倍文殊院  《リンク先🔗》

そして、

第四番・長岳寺

3寺院を参拝させていただきました。

 

 

次回、

大和十三仏霊場巡り

<3日目>

続く。。。