地元奈良には、日本最古の木造建造物「法隆寺」や奈良の大仏が鎮座される「東大寺」など日本を代表する寺院が多く造営されています。
6世紀飛鳥時代に仏教が伝わり、聖徳太子によって日本全国に布教、幾多もの寺院が建立されました。
そんな日本仏教発祥の地である奈良県、もしくは古都である京都府が、日本で一番寺院が多いのだと思い調べてみると、
奈良県は1,818寺で16位、京都府は3,065寺で5位でした。
ちなみに都道府県別ランキングを調べると、
第1位 愛知県 4,558寺
第2位 大阪府 3,382寺
第3位 兵庫県 3,282寺
なんと愛知県がダントツに多いのです。
この要因として考えられるのは、近世安土桃山、江戸時代において尾張徳川家が寺院の建立に積極的だったことが上げられます。
【40代より始める終活】として、”極楽浄土へのパスポート”としてオリジナル御朱印帳を製作しました。
2019年(令和元年)日本遺産に認定された1300年つづく日本の終活の旅『西国三十三所霊場』を巡礼することが最終目標でありますが、【40代より始める終活】とはいえ“死に急ぐ”ような気もしないでもないので、まずは助走をつけるべく地元奈良にある
大和十三仏霊場巡り
から始めようと思います。
初七日~四十九日~三十三回忌まで
故人は、亡くなってから四十九日までに後生(来世)を定めるための修行をされるといい、七日毎に決まった仏様に逢われるそうです。
過去を懺悔して、邪悪な心を消し去り清く優しい慈悲の心を持てるように徳を授けてくださるのです。なんだか裁判制度のようですね(笑)
死んでも司法に縛られるとは、あの世にも三権分立が存在しているのかもしれません。
七日ごとの法要、および年忌で故人が出逢う仏様は以下のようになっています。
❶初七日 不動明王
❷二七日 釈迦如来
❸三七日 文殊菩薩
❹四七日 普賢菩薩
❺五七日 地蔵菩薩
❻六七日 弥勒菩薩
❼七七日 薬師如来
❽百か日 観音菩薩
❾一周忌 勢至菩薩
❿三回忌 阿弥陀如来
⓫七回忌 阿閦如来
⓬十三回忌 大日如来
⓭三十三回忌 虚空蔵菩薩
一人の明王さま(不動明王)から始まり、五人の如来さま(釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、阿閦如来、大日如来)と七人の菩薩さま(文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、観音菩薩、勢至菩薩、虚空蔵菩薩)、13人の仏様に出逢って「天国行きか地獄行きか」の最終判決が下されるとは、死後もそれなりに忙しいのかもしれません。
大和十三仏霊場ご紹介
❶宝山寺 (生駒市)
❷西大寺 (奈良市)
❸安倍文殊院 (桜井市)
❹長岳寺 (天理市)
❺矢田寺 (大和郡山市)
❻當麻寺 (葛城市)
❼新薬師寺 (奈良市)
❽おふさ観音 (桜井市)
❾長弓寺 (奈良市)
❿霊山寺 (奈良市)
⓫玉蔵院 (平群町)
⓬円成寺 (奈良市)
⓭大安寺 (奈良市)
Googleアースマップに落とし込んでみると、
すべて大和平野(奈良県北部)に点在しています。
車やバイクを使っても一日ですべて周るのは難しいとは思いますが、早足で2日あればなんとか周れそうです。
【40代より始める終活】の一環、まだまだ元気なうちにということで東海道五十三次の旅の相棒・ミニベロちゃんで巡りたいと思います。
次回、
大和十三仏霊場巡り
1番札所 宝山寺
に続く。