歴代天皇随一暴君、サイコパス天皇として悪名？高き天皇をご存知でしょうか？
極悪非道、血も涙もない、アウシュビッツのガス室をも超える悪行の数々・・・
先日、奈良県桜井市の日本最古の市場があった海柘榴市跡に訪れました。
海柘榴市が最も栄えたのは、古墳飛鳥時代～奈良時代、平城京と藤原京を繋ぐ上ツ道、難波津と水路で繋ぐ大和川流域と絶好の地理関係にあったと考えられます。
そんな海柘榴市は、「歌垣の舞台」としても知られた場所だったそうです。
当時の「歌垣の舞台」は、もちろん「歌」を詠む場所であることに違いありませんが、現代でいうと男女マッチングする為の”出会いの場”でもあったそうです。
当時の高貴な”出会いの場”であった海柘榴市の「歌垣」で起こった悲劇を知り、翌日に向かったのは、
天理市北部にある和爾下神社（わにしたじんじゃ）。
和爾下神社二の鳥居前に置かれた影媛の歌碑。
石上 布留を過ぎて 薦枕 高橋過ぎ
物多に 大宅過ぎ 春日 春日を過ぎ
嬬隠る 小佐保を過ぎ
玉笥には 飯さえ盛り
玉椀に 水さえ盛り
泣き沾ち行くも 影媛あわれ
出典『日本書紀』
24代仁賢天皇が49歳の若さで崩御されたことで、25代武烈天皇は10歳で即位することになったそうです。
武烈天皇が恋人(婚約者)探しに向かったのは、海柘榴市の「歌垣」、そこで物部麁鹿火（もののべのあらかひ）の娘・影媛と出会います。
影媛の人生を狂わせた“異常なまでの嫉妬心”の謎、そして”サイコパスな悪行三昧”に迫っていきたいと思います。
【暴虐エピソード1】
影媛にはすでに相思相愛であった平群鮪（へぐりのしび）という恋人がいました。武烈天皇と平群鮪の「歌垣」対決に負けた武烈天皇は“異常なまでの嫉妬心”で家臣の大伴金村（おおとものかなむら）に指示し平群鮪を殺害させました・・・
【暴虐エピソード2】
武烈天皇は10歳で即位することとなったので、政権指示は大臣・平群真鳥（へぐりのまとり）が握っていた時代背景が考えられます。そこで平群真鳥の子である平群鮪のことをよく思わなかったこともあり殺害した可能性があります。
平群鮪殺害後、父・平群真鳥をも殺害し、平群家を滅亡させました。
閲覧注意❗️❗️
以下、Wikipedia武烈天皇の『日本書記』による記述を参考文献としてしていますが、あまりにも残虐非道な内容が多くあります。
一部の人にとって気分を害するような文面が含まれている可能性がありますので苦手な方はこれ以上進まないようお願いします。
なおサイコパス度は、私の独断で判定しています。
【暴虐エピソード3】
武烈天皇11歳 （即位2年9月）
妊婦の腹を裂いてその胎児を見た
サイコパス度：★★★★☆
【暴虐エピソード4】
武烈天皇12歳 （即位3年11月）
人の爪を抜いて、芋を掘らせた。
サイコパス度：★★★☆☆ 3点
【暴虐エピソード5】
武烈天皇13歳 （即位4年4月）
人の髪を抜いて木登りをさせ、木の根元を切り倒し、登らせた者を落として殺して面白がった。
サイコパス度：★★★★☆ 4点
【暴虐エピソード6】
武烈天皇14歳 （即位5年6月）
人を池の樋に入らせ、そこから流れ出る人を三つ刃の矛で刺し殺して喜んだ。
サイコパス度：★★★★☆ 4点
【暴虐エピソード7】
武烈天皇15歳 （即位6年10月）
百済が長い間貢物をしてなかったと責め、百済の麻那君（まなきし）を抑留した。
サイコパス度：★★☆☆☆ 2点
【暴虐エピソード8】
武烈天皇16歳 （即位7年2月）
人を木に登らせて、弓で射落として笑った。
サイコパス度：★★★★☆ 4点
【暴虐エピソード9】
武烈天皇17歳 （即位8年3月）
女を裸にして、馬との交尾を見させた。
女たちの性器を調べ、潤っている者は殺し、潤っていない者は奴隷として召し上げた。
サイコパス度：★★★★★ 5＋点
武烈天皇18歳崩御
死因不明。暗殺か？
武烈天皇は、春日娘子（かすがのいらつめ）を皇后としていたが、子はいなかった為、15代応神天皇の玄孫である彦主人王（ひこうしのおう）の子が26代継体天皇（けいたいてんのう）として即位された。
いわゆる天皇家血筋が途絶えたと言われる諸説です。
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大阪で仕事を終え、国道25号を東へ奈良に向かいました。
県境を越え、王寺町より国道168号を南下、西名阪自動車道・香芝IC付近。
香芝ICのすぐ南側に位置するのが、傍丘磐坏丘北陵 25代武烈天皇陵となります。
国道168号沿い、ドンキ香芝IC点の信号のない交差点を西向きに進むとあります。
駐車場は、砂利の参道進み左手の事務所左に3台ほど駐車できるスペースがありました。
真正面より撮影。これ以上は柵がしてあるので入っていけません。
石柵の右奥に、
「武烈天皇傍丘磐坏丘北陵（かたおかのいわつきのおかのきたのみささぎ）」と刻まれた石碑があります。
もちろん立入禁止区域の為、建立時期はわかりませんでしたが、劣化具合より推測すると江戸中期～後期あたり建立されたのではないかと思われます。
宮内庁お墨付きの看板が掲示されています。
全景を撮影しました。
墳形は前方後円墳とのことらしいですが、あまり整備されていないようで、形状はわかりにくいです。
宮内庁公式HP
現在の暴君といえば露・プーチン、
正式名はウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン。
ウクライナ国民が一日も早く穏やかに暮らせる日が来られます事を心より願うばかりです。