当ブログでも何度か取り上げているコミュニティバスの乗車レポ。

過去ログを探してみると、3回ほど乗車記録が見つかりました。

 

 

 

2021年4月13日天理市コミュニティバス「いちょう号」

 

 

2021年5月12日大和郡山市コミュニティバス「元気城下町号」

 

 

 

 

 

テレビ東京系特番

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 Z

が好きでよく見ていて、過去放送分は初代太川陽介&蛭子能収の時代からYouTubeでほぼ総覧していると思います。

現在は、「Z」に引き継がれ二代目田中要次&羽田圭介に引き継がれています。

※画像は、テレビ東京公式HPより引用

 

 

 

 

さて、今日は午前中で仕事を終えて、夕方まで特に予定もなかったので、帰路寄り道して奈良県北葛城郡広陵町のコミュニティバスに乗ってのんびりバス旅をしようと思いました。

 

 

北葛城郡広陵町は、奈良盆地のほぼ中央に位置する郡部町政としては、奈良県下で一番人口が多いです。

 

歴史背景では、平安時代初期『竹取物語』に登場する竹取の翁の名が讃岐造(さぬきのみやつこ)で、この広陵町の讃岐神社がかぐや姫の伝承の地となっています。

また別の機会に讃岐神社に訪れて、ブログ紹介したいと思います。

 

産業分野では、全国の4割の生産量を誇る「靴下の町」としても有名だったりします。

国産の靴下の絶対数は減っているでしょうから、経済影響を受けていることでしょう。

 

 

 

 

※画像は、広陵町公式HPより引用

 

 

 

 

 

広陵町コミュニティバス「広陵元気号」の路線は、

 

・ 中央幹線

・ 北部支線

・ 南部支線

 

の3路線で運行されています。

 

 

 

どの路線バスに乗車するか迷ったのですが、中央幹線の使用されている中型バスが、乗車人数32名でラッピングが可愛くてブログ映えしそうなので、中央幹線の路線に決めました。

 

北部支線南部支線は、ハイエースコミューター200系が採用されているようで、こちらもラッピングされていますが、せっかくのバス旅なのでバスらしさにこだわりたいところです。

 

 

 

 

運賃は、

 

大人 100円 小人 50円
但し、障がい者の方で身体障害者手帳、療育手帳、 精神障害者保健福祉手帳を呈示された方 /その介助者(介助者1名まで) 50円 
同伴者のいる未就学児1名まで 無料

 

となっております。

 

しかし、近鉄高田駅より乗り降りの場合に限って、200円となるようなのでお間違えの無いように!

※ 広陵町を出て大和高田市に入ることで奈良交通路線バスの運賃体系に合わせているのだそうです。

 

 

バス停留所はこんな感じで、かぐや姫のイラストが描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく待っていると、赤ベースにラッピングされた中型のバスがやってきました。

 

 

 

 

 

 

 

待ち時間2分程度あったので、サイドから撮影してみます。

 

 

 

 

 

 

 

そして後ろからも撮影。

このゆるキャラは、広陵町のマスコットキャラクター「かぐやちゃん」とのことで、毎年4月と11月に開催される「靴下の市」や同じく9月に行われる「かぐや姫まつり」には、着ぐるみの「かぐやちゃん」が登場するのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、乗り込んでいきましょう。

運転席左横に料金箱が設置されていて、交通系ICカードの他、電子決済も利用できるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

ノンステップの前列は、2席×1席のシートで中型バスならではの配列となっています。

 

 

 

 

 

 

 

私は車窓からの写真も撮影したいので、ステップ上がって奥の席に陣取りました。

前方向かって左奥の席が、障害物を避けた車窓の眺めを見れるのでおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

1つ目の停留所は、県立大和広陵高校前

かつて何度か高校野球で全国大会甲子園出場している高校です。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく進んで行くと、はしお元気村という停留所に到着しました。

巨大なかぐや姫のモニュメントは、横の平屋建ての2倍以上はありそうなので、約5mくらいの高さかと思われます。

このはしお元気村では、コミュニティバスでは珍しくスイッチバックで方向転換されていました。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく桝形の複雑な住宅街の中を走行し、対向困難な地元道を譲り合いながら進んで行きます。

終盤に差し掛かったところ広陵町役場に到着しました。

正面には、かぐやちゃん竹のオブジェが飾られていました。

 

 

 

 

 

 

 

終点近鉄大和高田駅の1つ手前のイズミヤ広陵店で下車しました。

おおよそ35分のバス旅でした。

 

 

 

 

 

 

 

近鉄大和高田駅より折り返してくるバスに乗るまで、約40分ほど時間があるので、店内に入り、とりあえず場内一周の市場調査をしようと思います。

 

スーパーイズミヤの他に不二家ケーキ店やSeria、ホリーズカフェ、内科、歯科、眼科、フードコート、ココカラファインなど、面積は狭いですが一通りが揃ったショッピングモールとなっています。

 

 

 

私の9歳下の妹家族(年下旦那、小学生娘2人+園児1人)が最近ハマっている「神戸クック・ワールドビュッフェ」は、昼時とあって順番待ちが発生していました。

 

 

 

 

 

 

 

私は、復路バスの発車時刻の制限時間がありますので、「1g=1円」量り売りテイクアウトをオーダーしてみることにします。ちなみに待ち時間はなしでした。

 

 

 

 

 

 

 

まずはテイクアウト用のプラ容器を取って、ビュッフェコーナーに向かいます。

プラ容器は、四分割・二分割・スープ用と3種類が準備されていて、結構厚い材質のトレーなので温かい食材を入れても熱くなさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

いわゆるビュッフェスタイルですので、好きなコーナーに行って手持ちのプラトレーに入れていきます。

スケベ根性では、軽くて単価が高いモノを選びたいところですが、人が多いしバスの発車時刻もあるので、吟味している時間がありませんでした。

恐らくピザが軽くて単価が高いんじゃないでしょうか!?でもお腹いっぱいになっちゃいますね。

 

 

 

今回は地中海フェア中だったので、イタリアンがメインとなっているようでしたが、和洋中折衷様々なメニューが出品されていました。

じっくり写真など撮ってブログ紹介したいのもやまやまなのですが、なんせ人が多いのでなかなか写真を撮れる機会がありませんでした(;'∀')

 

 

 

 

 

空いているコーナーから取ったので、鶏&鶏で被ってしまいました(´;ω;`)

 

左上から、唐揚げ・地中海若鶏グリル

左下から、キャベツサラダ、ポテサラ、ブロッコリー・チャーシューチャーハン

 

 

「1g=1円」の量り売りなので、

 

339円!

 

 

なかなかのコスパです。結構お腹いっぱいになりました!

 

 

 

 

ではでは、帰路に向かいます。

 

 

 

 

車窓からの景色。

奥に見えるのは葛城山系、もうすぐ雨が降る予報だったので曇っています。

 

 

 

 

 

 

 

全国4割のシェアを誇る「靴下の町」なので、広陵くつした博物館なる施設があるんですねー

一度訪れてみたいな。靴下の歴史など学べそう(*^▽^*)

 

 

 

 

 

奈良県下のコミュニティバスの旅は、今回で第4弾となりましたが、今までの経験上、利用者は年配のおばあさんが多いという印象を持っていました。

がしかし、この広陵町コミュニティバス「広陵元気号」に今回初めて乗車したのですが、

 

・ 左薬指に指輪を付けていない若い女性 4名

・ キレイにブローした髪型のシルバー層の女性 1名

・ 場違いな私 1名

 

計6名の乗車人数でした。

 

 

左薬指に指輪を付けていない若い女性は、みんな終点の近鉄大和高田駅まで乗車されたようで、そこから乗継いで電車移動なのかもしれません。

 

それと思いの他、好印象だったのがバスの運転手さんの丁寧過ぎるほどご丁寧な車内放送

 

 

覚えている限りですと、

 

「段差があります。揺れにご注意下さい。」

「対向車待ちをしております。しばらくお待ちください。」

「2分少々遅れて運行しております。お急ぎのところ申し訳ございません。」

 

 

2速発進からのクラッチのつなぎを微塵とも感じさせないご丁寧な運転技術、時折指差し安全確認をされ、歩行者がいれば徐行をして横断歩道がなくても先に道を譲るジェスチャーなど、運送業を営んでいる私としても色々と考えさせられることが多いバス旅でした。

 

 

コミュニティバスは地域密着型のインフラ交通機関ですので、基本的に地元以外の方が利用することは極まれであると考えられます。

私が普段より走行している道路も一部は路線ルートとなっていましたが、大部分は住宅街を走行するルートでしたので、初めて見る景色が多かったです。

 

 

ビジネス目線で感じたことは、

 

・ 路線ルートで人流解析ができる。

・ インフラの発達している駅前やショッピングセンター向けて上り、自宅に向けて下る。

・ 通常の路線バスは距離程によって加算されていく距離制ですが、市内循環バスであるコミュニティバスは均一性となっていることで、利用者はわかりやすい。

・ 恐らく運賃収入は、運行経費を下回り赤字決済であろうと思われます。つまり、税金支出で補っていると予測できる。

 

 

予算100円程度で、その地域の特徴や風土を感じられ、地理から学ぶ経済学、コロナ禍でなかえれば地元の方々にも気さくに話しかけてみたいところでした。

 

また別のコミュニティバスにも乗車して、感じたことを綴っていきたいと思います。