こんにちは、とーるです。



【新型ガスルート】

先日、ガスルートをゴムホースに変更した改修型やえやまカスタムM586は「トリガープルが劇的に軽くなった!」という記事を書きました。



【59%スプリング復活】

実は今回、ゴムホース搭載と多少の改良によって以前不具合が起きて使用できない状態となっていた59%ハンマースプリングが再び使えるようになりました。

下は以前59%スプリングが使えなくなった時の記事です。純正スプリングを焼鈍加工して不具合が改善したとは言え、せっかく特注して作って貰った59%スプリングが使えなくなった事が悔しかったです。




【トリガープル比較】

 まず、新型ゴム製ガスルート搭載のやえやまカスタムはオーバーに言えばちょっと触るだけで撃発されるダブルアクションとなっております。

勿体ぶってすみませんが、まず他社リボルバーの例として東京マルイガスリボルバー・コストパイソンを計測し「2.102」㎏。
もう一つ参考として、59%スプリング搭載・旧型やえやまカスタムは「1.279」㎏という破格のトリガープルを実現しています。これでもすごい。
手元にあるダブルアクションオート、東京マルイ・US M9は「0.975」㎏。

やはり当然ながら同じダブルアクションでもオートはシリンダーを回転させる必要の無い分軽い力で動作します。


【改修型M586・触るだけで…】
やえやまカスタム・M586改修型マッチカスタムのトリガープルは驚異の「0.744」㎏!

いやはや我ながらとんでもないリボルバーを作りました。恐らくこの世に存在するありとあらゆるガスリボルバーを凌駕するトリガープル性能だと思います。

大袈裟に言えばサイトをターゲットに向けてトリガーを触るだけで弾が出ます。M9よりも更に軽い力で動作するこのフィーリング。

連射に必要な指の力が従来とは比較にならないほど軽い。人差し指以外に余計な体の力を必要とせず、その分手ブレが殆ど抑制されます。

当然命中精度も向上します。なのに連射が速い。うーむ、なんて言ったらいいのか説明が難しいです…撃たないとわからない性能です。

ゴムホースと59%スプリングの組み合わせ。とんでもないリボルバーです…


【前回の補足】
さて、59%スプリングを再び使えるようにするための加工を紹介します。

ゴムホース変更の際に合わせて行って欲しい事が、赤丸で示した放出口スプリングのカットです。
カートリッジがひっかからないように放出口を元の位置に戻すためのスプリングなのですが、ゴムホースは伸縮性が高い分トリガープルは軽くなりますが、実は放出口の戻りの力は純正ガスルートより強くなっております。

そのため、ただゴムホースを組み込むだけでは発射ガスがうまくカートリッジに接触せず初速が不安定になったり、押し込みが足りずシリンダーの回転不良の原因になります。
画像のように、2~3山ほどスプリングをカットしてやると、それらの不具合が起きにくくなります。これは必ずやった方が良いと思います。

これにより59%スプリングが搭載可能となります。 


ということで、これまでクラウンモデルのトリガープルは0.9程度が限界と思われておりましたが、その壁を打ち破る事ができました。

一体どこまで進歩するのか私にも全くわかりません。クラウンモデルのリボルバーから多くの事を学ばせていただきました。私はこのリボルバーを心の底から信頼しています。

さあて、リボルバーシューターとしての私自身は果たしてどこまでいけるのだろうか?


【ご注意】
エアソフトガンのカスタム、改造によりメーカー保証を受けられなくなります。ご自身で分解整備ができる方が自己責任で行うものです。当ブログの記事の内容を実践して 故障が起きても一切責任を負えませんのでご了承下さい。

また、初速や樹脂製パーツのメタルへの変更等、法律、法令を遵守できない恐れがある改造は絶対に行ってはなりません。