※M19、M66、M586、M686は内部機関が共通ですので、同様の方法で修理が可能です。
こんにちは、とーるです。
前回レビュー記事からの続きです。
クラウンM19ガスリボルバーの箱出し製品を、生ガスを吹かせながら無理に速射し続けた事によってガスルートが割れてしまいました。
今回はサイドプレートを取り外し、機関部を分解してガスルートを交換しようと思います。
なかなか難易度が高い作業のため、あまりおすすめできないやり方ですが、ガスルート補強の作業風景はなかなか貴重だと思いますので参考になるかもしれません。
※必ず1度全部に目を通してから行って下さい。各作業にコツがあり、中には後々の作業に影響する場合もあります。不用意に分解して後から直せなくなる可能性もあるので気をつけて正しい手順で行って下さい。
まず最初の準備としてシリンダーは取り外しておきます。
サイドプレート側のグリップを外します。反対側のグリップは内部からネジ止めされているため、そのままでは取り外せません。以降で詳しく解説しますが、グリップとガスタンクを固定するネジは4本あり、この段階では2本が露出しています。
まずはそのグリップを固定している4つのネジを外すことで両側ともグリップを取り外せる仕様にする事を目指しましょう。
見えている2本を外します。かなりカタい可能性があるため、精密ドライバーでは難しいと思います。
どうしても精密ドライバーを使う場合は、プラスドライバーで厳しければサイズの合うマイナスドライバーの方が力が入りやすくネジのプラス溝が舐めたりする可能性も低いと思います。オイルをさすのも手です。
サイドプレートを外します。バネ等の細かい部品が飛び散る可能性あるので慎重にします。
グリップを固定している残り2カ所のプラスネジを外します。硬いのでオイルをさしたりして注意しながらやります。ゴム手袋などをしてドライバーを全力で押しつけるようにしながら反時計回りにまわすと良いです。ネジの溝が舐めてしまったら取り外すのは困難になります。
これでグリップが外せるようになりました。グリップ固定ネジは戻す必要ありません。
固定ネジを取り去っておくことでグリップが簡単に取り外せるようになり、その日の気分で10禁エアコキについている木グリ風の物に素早く交換したりもできます。嬉しいことにクラウンM19のグリップは同社M586のグリップとも共通です。
※この方法はガスリボルバーの修理でのみ有効です。エアコキの場合はグリップ固定ネジが無いとコッキングスプリングが飛び出たりします)
放出バルブを叩くためのユニットにはなるべく手を出さないようにしましょう。組み付け難易度が高めなのと、下手に取り外したりすると純正からズレてしまって初速が不安定になったりする可能性もあります。慣れていない人はこのままにしましょう。
ということで次の記事に続きます。