※開催のシューティングレンジさんが移転縮小のため現在は行われておりません。


※公式競技でも通用する基本的なルールについて解説していますので、そのまま記事を残したいと思います。


リボルバー好きを増やしたいので今回は宣伝をします。

行きつけのシューティングレンジ、ターゲットワン新宿店さんにて行われている「リボルバーマッチ」は、リボルバータイプのエアソフトガンを使った限定イベントです。


2カ月に1回くらいのペースで土日祝日に開催されています。シューティングレンジさんのホームページで開催日の確認、メールフォームを利用した参加予約が可能です。お電話や現地に出向いて直接予約する事もできたと思います。

 


YouTubeに過去の動画がありました。この時はまだコロナ禍真っ只中なので私は参加していません… 

恐らくライブ配信という事情もあってタナカのリボルバーに対しては安全に配慮したマズルキャップの使用が奨励されていますね。通常は使用しない事が多い印象ですが、使用している人もたまにいます。勿論、マズルキャップをしてもしなくても銃口管理をしっかり行う事は大前提です。

リボルバーマッチは同店舗で行われている中でも特に初心者が安心して参加できるゆるいイベントです。
というのも、撃発方式の関係からオートマチックよりも安全性が高く扱いやすいからです。なにより、カートリッジや回転するシリンダーなど、銃を撃ってるなぁ!操ってるなぁ!と実感できる要素が強くて心が満たされます。

また、リボルバーのエアガンはオートマチックタイプの機種に比べて総じて性能が低いためターゲットの配置も近くなっていますし、そもそもカートリッジやシリンダーを利用した独特のリロード方法など取り扱いに慣れている人はエアガンシューティングのファンでも稀なので、リボルバーに詳しいお座敷シューターにこそ出番です。シューティング競技のベテラン初心者関係無くみんな同じ土俵で遊ぶ事ができてしまいます。

たまに店員さんが遠い位置にターゲットをセッティングしたりしますが笑、その場合はみんな外してますので大丈夫。
むしろ東京マルイのような高性能な機種で参加 すれば機種の性能が結果に直結してしまうため、ベテランシューターに勝つことすらできるかもしれませんね。もちろん勝ち負けはそんなにこだわらないイベントなので、普段使えないリボルバーを存分に活躍させる事に集中するのも良いと思います。

【オススメ銃紹介】
てことで、このリボルバーマッチにオススメの機種を2丁ほどご紹介します。
※使用者は少ないけど実は精度が高いと評判の機種を選んでいます。もしかしたら少々マニアックなチョイスかも?


【タナカ・スモルト】(ペガサスリボルバー)

リボルバーを扱った事が無い方にはタナカのペガサスリボルバーがオススメです。

ガスリボルバーとしては抜群の命中精度を誇るペガサスリボルバーはシリンダー内部に搭載された弾倉によって装弾数が通常のリボルバーよりも圧倒的に多くなっています。そのため他社のカート式モデルに比べてオートマチックに近い感覚で弾数を管理することができます。

リボルバーマッチではペガサスリボルバーを使う人が多くとても人気です。ガスの注入や装填に多少癖がありますが慣れれば簡単です。ガスタンクがシリンダーに存在し、実銃同様の精密なトリガーフィーリングを実現するペガサスリボルバーの高性能を堪能してみて下さい。

スモルト(別名スマイソン)は珍しい機種なので注目度も高そうなのでチョイスしてみました。リボルバーメーカーの二大巨塔、スミス&ウェッソンとコルトのリボルバーを組み合わせて作られたカスタムガンです。
※私はスモルトを撃ったことがありませんので使いにくかったらごめんなさい(無責任)


【マルシン・コンストリクター】(Xカートリッジ)

マルシンのXカートリッジは実銃のカートリッジを模したライブカートタイプのリボルバーです。 中でも競技用モデルのコンストリクターは初速も命中精度も高いと評判です。私も一度撃ったことがありますが、思ったよりしっかり当てる事ができてびっくりしたのを覚えています。価格はタナカの製品より割安ですが、予備カートリッジを買い足す必要があり、それがけっこうなお値段なので結果的には高くついてしまうかもしれないです。マルシンは大型な44マグナムの機種が抜群に命中精度が高く、特にM29は知名度の高さもあってほぼ毎回使用者がいらっしゃいます。ただしマルシンのリボルバーは故障しやすいため取り扱いには気をつけた方が良いでしょう。
※メーカーのアフターサービスはとても充実していて良心的ですので安心して下さい。


【あったら便利・ホルスター】
実はターゲットワンさんのイベントは、 ホルスターは無くても大丈夫な場合が多いです。

というのも、ホルスターが無い人にはポイントスタートやローレディというルールが適用されるからです。これらは銃を斜め下に構えてスタンバイする方法なのでホルスターは不要です。

ただ、やはりかっこよくホルスタードロウもしたいなぁと思ったらホルスターを是非購入しましょう。

 ホルスターは必ず使用する機種に合うサイズの物を購入して下さい。リボルバーはオートマチックと違って銃身が細い特殊な形状をしているのでなるべく専用の物を購入すると良いでしょう。

オススメはイーストAのヒップホルスター。ナイロン製でどれも2000円以内のお手頃価格です。特に本格的なスピードシューティングではトリガーガードが露出していないタイプのホルスターの方が好ましいのですが、イーストAはトリガーが隠れるデザインなのもポイントです。ただし、リボルバーマッチではそこまで厳しいルールは無いので、銃本体をしっかり保持できればどんな物でも大丈夫だと思います。

また、いつもお世話になっています「JTGS」のホルスターはとてもオススメです。本革のホルスターを安価に通販してくれている専門店です。 たくさんの種類の専用ホルスターがあります、特にリボルバーにも力を入れてらっしゃるので、あなたのリボルバーに合うホルスターはここで見つかるでしょう。ホルスター選びに迷ったらJTGSさんで決まりです。


ちなみに私が使用しているのは特注のオーダーメイド品になります。樹脂製のレースホルスターがあまり好きではなく、革製でしかもとても使いやすいので本当に助かっています。





【スピードローダー】


マルシンのXカートリッジを使用する場合はスピードローダーがあれば便利です。Xカートリッジは基本的に実銃用のスピードローダーが使用可能です。6連発のリボルバーなら本体付属の6発+12~18発分の予備カートリッジがあればリボルバーマッチは最低限なんとかなるはず。 実銃用を購入する場合は、持っている機種に対して使用可能なスピードローダーをネット等で調べておきましょう。たまに実銃用が使用出来ない物もありますので注意。競技最初のロードに関しては一発ずつゆっくり行えばいいのでスピードローダー不要と考えて、競技中の素早いリロードのために2~3個、予備カートリッジの分があれば大丈夫かと思います。

【スピードローダーポーチ】


スピードローダーを収納するポーチなどあれば更に良いです。高級な物もありますが1000円程度のナイロン製で充分です。カートリッジのサイズを選ばないため、私も使う銃の種類が多い時用に所持しています。


 【基本の注意点】
以下を守れば大丈夫です。
・銃口を人に向けてはいけません
・撃つ瞬間以外はトリガーに指をかけない事
・スピードよりも安全重視
・競技中は銃口をなるべく水平に保ち、ステージ終了まではターゲットのある方向に向ける(移動のあるアクションシューティング等で重要です。ただし、リロードの時は銃口が一時的に上下を向くのは仕方ないので気にしなくて良いです)
・競技や試射以外ではなるべく銃は抜かないようにしましょう
・空のカートリッジへの弾込めなどはなるべく部屋の隅に荷物置き場があるのでそこに行きましょう


【用語】
リボルバーマッチでよく使う用語を紹介します。覚えておくと当日かなり楽です。別に知らなくてもちゃんと教えてくれますからうろ覚え程度で大丈夫です。

メイクレディ:
競技前の予行演習兼サイトチェックです。弾が入っていない状態で銃をホルスターから抜いてターゲットに向ける練習ができます。この際、リボルバーの場合はガスの発砲音が出たりするのでトリガーは引かない方が良いです。終わったらシリンダーにカートリッジや弾を装填し、以降で説明する各種スタンバイ状態で待機します。ガスはメイクレディより前から入れておいて構いません。

ウォークスルー:
アクションシューティングで使う用語です。 メイクレディのサイトチェックに似た感じです。実際にステージを歩くことができ、競技をイメージしながら確認ができます。


「スタンバイポジション」
メイクレディの後、競技を始める直前は決められた体勢でスタートを待ちます。この決められた体勢のことをスタンバイポジションと呼びます。銃を持った状態とかホルスターにおさめた状態とか、両手を上げるか下げるか等、スタンバイポジションの指定は競技によって異なり、以下のように幾つか種類があります。

ハンズアップ:
両手を頭のあたりまで上げて停止しておくスタンバイポジション。この時、手のひらは握ってはいけません。レンジオフィサー(ROとも言う・審判みたいな存在)からの合図を待ってください。有名YouTuberのエアガンレビュー動画でラウンドアバウトを撃つ時に見られるあの姿勢ですね。

ナチュラルスタンバイ:
リボルバーマッチではこれが最も多い印象です。銃はホルスターに入れたまま、両手をだらーんと下げます。簡単に言うと呆然と立ち尽くしてるみたいな感じでしょうか。この時、手のひらは握らないこと、そして決して銃や体に触れない事。荒野の決闘をイメージしておけば良いです。

ポイントスタート:
銃を持って所定の位置に向けて下げておくスタンバイ姿勢です。トリガーに指を触れないようにして下さい。

ローレディ:
ポイントスタートに似ていますが、銃口を向ける位置が指定されないバージョンです。基本的には前方斜め下45°に銃口を向けてスタンバイするのが良いでしょう。恐らくホルスターを持っていない人は基本的にこの姿勢でスタンバイするように言われると思います。


射撃の手順:
・名前を呼ばれたら指定のボックスやスタート位置に行きます
・「メイクレディ」と言われたら準備開始、弾込めまで行って、各種スタンバイポジションの状態で次の合図を待ちます
・レンジオフィサーから「アーユーレディ?」と聞かれます。
・問題がなければ無言で静止したまま待ちます。万が一仕切り直しがしたい場合、不具合があった場合は振り向いたり、両手で×を作ったりしてレンジオフィサーに伝えて下さい。仕切り直しができます。
・「スタンバイ」と言われます。この掛け声以降は原則何もしてはいけません。
・ブザーがなったら銃を抜き、ターゲットに向けて撃ち始めましょう
・撃ち終わったら「イフユーアーフィニッシュド」「ガンクリアハンマーダウン」「シリンダークリア」などと言われると思います。カートリッジや弾を抜きシリンダーが空である事を確認します。
・次に「ホルスター」の掛け声で、銃をホルスターやケースへ納めます。
・「レンジイズクリア」「レンジイズセイフ」などと言われたら退出して下さい。これで一つのステージが終了です。

 
【最後に】
リボルバーのエアガンは命中精度が低いのでゆっくり撃つ方が結果的に速いタイムになる事も多いです。
ということで、リボルバーマッチ参加にあたってあると便利な道具をご紹介しました。


カート式のモデルは必要な道具が多い割に性能が劣っている物が多く敷居が高めなので、やはり入門編としてはタナカのペガサスリボルバーが一番良いのかもしれません。
私がマッチで使用する銃は皆さんご存知の通りクラウンモデルのガスリボルバーをベースとした自前のカスタムガンです。でもそういった手の込んだ銃の使用者はリボルバーマッチでは稀です。

ほとんどの人が箱出しのままで参加していますし、珍しいイベントなのでリボルバーの取り扱いに不慣れな方も多いです。今回のご紹介で競技に対する敷居が下がった方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
ということで是非とも参加してみてはいかがでしょうか!

クラウンモデルで撃つ人がいたら十中八九私だと思いますので気軽に声をかけて下さい!

基本的にスペアガンを持参していますので、お貸しできたりするかもしれないです。

 ターゲットワン新宿店で皆さまにお会いできる機会を楽しみに待っています!


【合わせてお読みください】