■福島県あぶくま高原『花の湯』
福島県の真ん中あたりにある温泉旅館『開宝花の湯』
高速道路E49磐越自動車道の船引三春インターを降りて約10分あたりに温泉旅館『花の湯』はある。日帰り入浴での利用です。
今回は温泉の感想ではなくそこで出会った不思議な風呂の感想です。➡その名も『死海風呂』
中東イスラエルとヨルダンの境目にある『死海』から輸入した海水を利用した風呂だ。塩分濃度は33%もあるため比重の違いにより浮力が強く潜れない。写真のように本が読めるほどだ。
花の湯の死海風呂は温泉の浴室とは別棟にあり渡り廊下を使う。入り口には注意書きとシャワーがある。要は上がったら必ずシャワーを浴びろということ。お湯は飲むな!体内のナトリウムバランスが崩れて死に至る可能性があるということ。
温泉成分は以下の通りで、塩素が約12倍、マグネシウムは33倍もある。濃い「にがり」と言ってよい。
成分 | 塩素 | マグネシウム | ナトリウム | カルシウム | カリウム | 臭素 |
死海 | 224,900 | 44,000 | 40,100 | 17,200 | 7,650 | 5,300 |
海水(標準) | 19,000 | 1,350 | 10,500 | 400 | 390 | 65 |
私は体重75kgなのだが極端な話、立っていられないほどの浮力がある。両手両足を広げると嘘みたいに浮く。浮袋にお尻を入れて浮く方法があるが、あれよりも浮く。背中とお尻の一部分だけで浮くのである。未経験の浮力なのでむしろ気持ち悪い。感覚がバグった感じである。
福島民友新聞より
最初に通常の温泉で体を洗ってから入ったのだが、背中が焼けるように痛い。ちょっと擦っただけで激痛なのだから傷があったら耐えられないレベル。傷口に塩を塗るの100倍ぐらい。
体に付いた海水をシャワーで念入りに流したのだが、車に戻りシートに座った時も背中が痛かった。