■調子が出てきた大谷翔平 しかし気になるデータ
今朝も第3号ホームラン含む3本のヒット!
打率は.345(ナ・リーグ12位)良い
OPSは1.056(ナ・リーグ10位)悪くない
一方、気になるのは
得点圏打率.091(ナ・リーグ98位)である。
エンゼルス時代から得点圏打率が低かったが、今年は.091と得点圏に走者がいるときは全く打てていない。すなわち『チャンスに弱い』のである。言い換えれば『ここ一番に弱い』ということである。
私が対戦相手の監督なら、ランナーが一塁の場合に大谷翔平が打席に立ったらわざとランナーを二塁に進める戦略をとる。何故なら得点圏では.091なので、10回このような状況があったとしても1回も打てない確率なので勝算はある。
大谷翔平はこれまで一度もシーズン100打点を超えたことがない。さらに沢山のホームランを量産してきたのに満塁ホームランはたったの一度だけ。打撃に関しては技術もパワーも超一流の選手であることは実績が示す通り疑う余地がない。
これはメンタルの違いでしかない。チャンスで『ここで打たなければ』という思いが強く力が入り過ぎているのだろうか?
アメリカでは大谷翔平はライオンのハートを持っている(つまり強いメンタルを持っているということ)と評価されている。実際、水原一平さんの事案があっても毎日出場して結果を出しているので確かにメンタルが強いと思う。
大谷翔平にはぜひここを克服してもらいたいと強く思う。そうすれば完璧な打者となる。