パチンコ台の仕組みを考察...その3 【期待値】 | とおるちゃんのブログ

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パチンコ台の期待値(Expected Value)

 

 期待値とは平たく言うと「期待される払い戻し率」のことです。1,000円賭けて900円戻ってくれば期待値は90%となります。

 

 ちょっと古い情報(2005年頃)ですが、NHKのクローズアップ現代に出演した大阪の大学教授(ギャンブルを研究しているセンセ、何か楽しそう)によると

  ①宝くじの期待値➡25%

  ②競馬の期待値➡75%

  ③パチンコ・パチスロの期待値➡約90%

  ④ポーカーの期待値➡約95%

  ⑤労働の期待値➡100%以上

 

 お金を得る手段として一番確実なのが「働く」ことであり賃金の高い安いはありますが、ブラックでない限り必ず労働に対する対価が支払われます。

 一方「宝くじ」は理不尽ともいえる期待値です。もしあなたが超大金持ちで1ユニット1,000万枚を買い占めたとすると、

 一枚300円×1,000万枚=30億円必要で、30億円×0.25=7億5千万円の払い戻しとなります。残りは一般財団法人宝くじ協会が得ることになります。こんなに美味しいビジネスモデルは他にありません。楽ですよー!何も作る必要ないし、売るのは夢だけです。常に利益を出しているトヨタですら大変な努力をして車を造っています。私が以前勤めていた製造メーカーの利益率は僅か6%前後で、8%を超えると勝ち組と言われていました。

宝くじ公式サイト】

■意外と高いパチンコの期待値

 パチンコ・パチスロは宝くじ/競馬に比べると夢のような期待値です。この業界は薄利多売とも言えます。

 ただ勘違いしてほしくないのですが、期待値が90%だからと言って、今日お店に行って10万円使って必ず9万円戻ってくるわけではありません。全体の平均値です。これは宝くじを10枚購入しても必ず戻ってくるのは300円で、期待値通りの750円でないことから分かると思います。

 

 2023年10月30日のパチンコチェーン大手のガイアの倒産(民事再生法適用申請)で分かるようにコロナ禍以降のパチンコ離れが加速し来店客数の大幅な減少が続いています。昔は2兆円産業とも言われていましたが、今はなかなか厳しい業界のようです。私が通っているパチンコ店も平日はお年寄りがまばらにいるだけで、1コーナーに誰も座っていない日もあります。お年寄りは当然何年か経つと天に召されます。パチンコ業界の未来はなかなか厳しいと言わざるを得ません。

 

 ●結論

 やはりパチンコは「適度に楽しむための遊戯」のようです。

 ➡特にパチンコあるあるの「頭にきた、出すまで帰らねぇ!」は厳禁!

 これでは本物の"パチンカス"ですよ

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(注)パチンコの期待値は4円パチンコのものです。いわゆる1円パチンコの期待値はもっと低いと思われます。そりゃそうですね、1パチだからと言って安っぽい台を使っているわけでなく、人件費・電気代などの経費も4パチと一緒です。