7月25日(月)・26日(火)と小金井市議会・総務企画委員会の視察に出ています。初日は愛知県新城市の「若者議会」についての視察でした。「若者の声」というと、小金井市でも「長期基本構想を策定の時には若者を集めて意見を聞いた」といいますが、あくまで単発です。その時だけなんですね。常設で継続的に若者の声を聴く会議体は小金井市には存在しません。
新城市の「若者議会」は、常設で毎年20名の委員、5名の市外委員、その他メンター等の体制で報酬と謝礼をちゃんと払いつつ、分科会では年間15〜20回もの会議を開き政策を検討し市長へ答申するという本気の仕組みです。念願かなって視察に伺うことができました。
この「若者議会」、既に何度か市議会でもこの若者議会については取り上げていて、市民参加、とりわけ若者の市政参加という観点から質問・提案をしてきたところです。市は全くやる気がなかったですけどね…。
2017年9月の記事
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小金井市で市民参加は一定程度進んできたものの、若者の参加割合が低いままです。指標が難しいのですが、例えば小金井市の審議会委員における30歳未満の委員割合は5%前後で推移している具合です(その他の指標が見当たらないのですが、大体においてこの審議会の委員構成で現状を表しているものと思います)。
新城市では、前穂積市長が社会背景として今の若者が主張できる場をしっかり確保する訓練・機会が必要という想いと、そもそも自治基本条例を制定しその趣旨に沿って考えられたという視点と、市外に流出する若者が多いという実態(消滅可能性都市に位置付けられたことも含め)、市が海外に派遣した若者交流の当事者が海外の同世代が自分の街のことに対して主張したり意見をしっかり持っていることに衝撃を受けて帰国したことなどがきっかけとなり、若者議会を立ち上げることになったということです。
<若者議会・特設WEBサイト>
若者当事者の視点から政策づくりをするこの若者議会。1,000万円の「予算提案権」があり、分科会では多い時で年間60回(通常20回程度)もの会議をやったりするそうですが、市との調整なども踏まえて検討した事業を市長へ答申。最終的に当初予算へ上程するということです。これまで提案した事業は若干内容が変わったりはあるそうですが、基本的にそのまま実施ということで、若者議会で協議・検討したことを尊重されていることがわかります。
上の写真の青いツールが若者議会で提案した事業として作成。その後、ピンク色のものは市として継続して第二弾を作成したとか。他にも、若者視点ならではのアイディアからの事業実現があり、一過性ではなく今も市の判断で継続している事業もあるそうです。
質疑では、委員募集から運営にあたっての工夫や課題、若者議会の中で検討されている事業を実際の担当課に橋渡しする際の調整等の苦労など、詳細を聴くことができました。最近の応募トレンドとしては高校生は集まるものの、大学生・社会人が少ないという傾向があり、特にこの辺が募集における課題と説明されていました。知らなかったのですが、500人対象に無作為抽出でご案内・お誘いを送ったりもしているようです。
この若者議会の第1期に議長を務めた方が今は市議会議員になっていたり、市外の委員の方が中野区議会議員(私も知人)になったり、その後市職員として働いている経験者も6−7人いたり、地域自治協議会のメンバーになる若者がいたり、若者議会を経験することでその後もまちづくりに携わる方もいらっしゃるといいます。
ポイントは、市の職員も若手を中心に若者たちメンターになり、この事業を担当する市民自治推進課も結構な職員体制で運営していることです。その背景には自治基本条例があり、「新城市若者条例」があり、若者総合政策を策定していることです。若者議会はその施策の中心ではありますが、単発の事業ではないんですよね。背骨があってこの事業が行われていることがわかります。
若者はどこか子ども扱いされているというか、広義のまちづくりで置いてけぼりになっていますよね。小金井市でも何度か提案していますが、なかなか動こうとしません。今回は委員会で視察したので、今後何かできることからでも着手できるといいな。
長篠合戦の舞台は新城市にあります。来年の大河ドラマでも盛り上がりそうですね。
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【白井亨(しらいとおる)Profile】
1975年生まれ/大阪府枚方市出身/関西大学社会学部卒業/民間企業にてコミュニケーション・プランニングや商品開発・企画・マーケティング業務(1999年〜2012年、2016年)/一新塾30期生/家族は1人の妻と2人の小学生/元高校球児(背番号17番の副キャプテン)/Mr.Children好き/得意料理はコロッケ、餃子/家事担当:毎日の朝ごはんと休日のご飯全部、洗い物全般、台所周りの掃除/富士山は3回登りました(2回目は途中まで)、最近は毎週日曜日早朝6kmランニングを続けています(最近サボりぎみですが…)
小金井市議会議員(会派:小金井をおもしろくする会・2013年4月~2015年10月迄、2017年4月〜)
2007年に当時の勤め先の転勤で東京へ。吉祥寺や三鷹に住みたかったが家賃が高くて西へ流れ、小金井市に偶然住むことに。2010年まで政治に無関心市民。息子が産まれたため地域デビュー、小金井市政のごみ問題などがキッカケで市政・市議会に関心を抱き陳情書を提出したり、地方議会に関する勉強会に参加するなどして「地方議会がもっと機能すれば小金井市はいいまちになる」と確信。結局「自分でやったほうが早い」と思い立ち2013年3月、政党無所属、特定の組織・団体からも支援を受けず素人市民のみでチーム(政治団体)を作り、市議会議員選挙に臨み、ギリギリ当選(966票で24人定数/34人立候補/20番目当選)。
2015年12月13日の小金井市長選挙において、「他の人に任せておけない」と市議会議員を2年半で辞職。告示まで残り1ヶ月強の段階で急遽記者会見を開き無所属で出馬するも、2,408票差で惜敗。2017年3月市議選、3,709票を得てトップ当選(過去最多得票)し再び市政の最前線へ。2021年市議選では第2位当選(現在3期目)。
“日本最大の政策コンテスト”マニフェスト大賞2020年、2021年実行委員長。ローカル・マニフェスト推進連盟共同代表(2020−2022)
<活動の特徴>
◯日本一わかりやすい(自称)市政報告会「議会カフェ」「議会ナイト」を定例会前後に開催
◯住民とのコミュニケーションはPlanning、Design、Contents を大切に
◯情報発信NO.1★ブログ365日更新中 ※2019年1月30日より(市議選投票日を除く)
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