多胎育児家庭への支援の必要性について<一般質問報告①> | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

2月27日、一般質問終えました。多胎児家庭向け支援について、都が提示している移動支援(タクシー代補助)、家事育児ヘルパーの補助メニューの事業スキームがまだ不明なため市として「やる」と言えないとの答弁に終始…。公明党の紀議員とあわせて2人で数々の問題提起と提案があったので、今後の市のアクションを注視します。

 

 

 

今年1月14日、多胎育児向けの勉強会「多胎児家庭への支援を考える議員勉強会」に参加してきました。これは多胎育児のサポートを考える会という当事者が主宰する団体などが企画したものでした。そこで「多胎児家庭の育児の困りごとに関するアンケート調査」についての共有と、当事者からの実体験のお話があり、多胎育児家庭への支援の必要性に気づかせていただいたということです。

 

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私が多胎育児支援の必要性を訴える根拠は、データが示しているからです。多胎妊娠は、医学的リスクが高い、ということです。そこから物理的な(1が2)というだけではない、養育者(主に母親が担うことが多いですが)への心身的な負担も多い、ということです。

 

 

 

2017年人口動態統計によると、37週未満の早産は単胎が4.7%であるのに対し、多胎の場合は50.8%と非常に高率です。死産率、周産期死亡率、乳児死亡率は減少傾向にありますが、単胎児に比べれば多胎児の場合は死産率が2倍強、周産期死亡率と 乳児死亡率は5倍前後高くなっています。 これはひとえに、多胎の場合は早産が多いことに起因しています。…ということで、年子も大変だけど、多胎児はそもそも医学的リスクが高く、支援の必要性を検討いただきたい、ということで質問した訳です。

 

 

 

◯妊娠時からの多胎育児に関する情報提供について

 

 

 

小平市では、母子手帳発行の際に「ふたごの子育て」(株式会社母子保健事業団発行)という冊子を配布しているそうですので、実物を紹介。また、多胎児向け支援メニューを網羅した印刷物を作成し、母子手帳発行時、妊婦健診、また、産後も3・4ヶ月健診等で手渡すことや、市HPで「多胎児向け」の情報をまとめたページを作成するなどの工夫はさほどお金をかけずともできるのではないか?

市)できることを前向きに検討

 

 

 

◯産後のケアにおける多胎児向けの支援について

 

現在、市が多胎児向け支援として、育児支援ヘルパーが挙げられます。育児支援ヘルパーの利用が単胎児だと出産または退院後2ヶ月以内だが、多胎児の場合は出産後1年以内まで利用できる、というもの。一定利用されている実績も確認しましたが、もっと利用しやすくできないか?という視点で指摘しました。

 

小金井市の子育て応援BOOKには「1ヶ月前迄に申し込みして」というような記述があり、利用にあたっての心理的ハードルをあげている感があります。また、別のツールでは「1ヶ月前から」という記述もあり、わかりづらい。

市)分かりやすいように訂正する。

 

ファミサポの登録に行けない!という実態から、登録を訪問型でできないか?来年度の内閣府予算の中で、ファミサポの説明・登録会と事前面談を多胎児に関しては訪問型で実施できる(訪問型で実施した場合はかかった経費を国と都道府県が補助しますよ)というもの。「ファミリーサポートセンター事業の更なる機能強化を推進するための加算事業」として「外出困難な家庭への対応の充実(創設)」を利用したらどうか?

市)まだ国の補助の内容を聴いていないので、情報収集する。

 

 

 

◯移動の困難さの解消について

 

 

都の補助金活用も含め、多胎児家庭におけるタクシー利用の補助など、私からも改めて検討いただきたい。

(既に紀議員の質問で「都の事業スキームをまずは確認してから…」と答弁が出ているので、私のほうからも要望)

 

 

 

◯多胎児家庭サークルの支援について

 

小金井市の「さくらんぼクラブ」は年4回の開催です。自主サークルなので、自主的な活動に依拠していると思うが、実際に「ふたごのつどい」に参加された方の声によると「年4回だと会うたびにはじめましてとなることが多い」「交流機会が少ない」「小平市のサークルはもっと行政や議員ともコミュニケーションを取っている」などの声もありました。

 

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そもそも、なぜ、のびのび小金井っ子(子育て応援BOOK)の市内団体・サークル紹介の一覧に「さくらんぼクラブ」についての紹介が掲載されていないのか?

市)子ども家庭支援センターの紹介の箇所に記載がある。

(現在改訂作業中で、市内団体・サークル一覧表に今からでも追加できるのならやってもらいたいと要望)

 

「ふたごのつどい」の状況は、今の年4回で充分だと思っているのか。市としてできる活動の充実の支援を。

市)次年度の活動についての要望を聴いているので、今後も支援をする中で回数を増やしたいなどの意見があれば、可能な限り支援をしたい。

 

 

…充分な答弁ではありませんが、引き続き厚生文教委員会で追っていきます。

 

 

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