小金井市立小中学校の不登校数、増加傾向あり。特に小学校に注視<小金井市議会・厚生文教委員会報告> | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

6月10日の小金井市議会・厚生文教委員会で、小金井市立小・中学校における不登校児童・生徒数について行政報告があり、資料も提出されました。

 

◯小学校の不登校児童数=51人(出現率0.98%) 

◯中学校の不登校生徒数=78人(同 3.74%) 

 

 

 

市内の小学校、中学校ともに右肩あがりですが、特に小学校の出現率がかなり高まってきています。委員会での答弁を聴くと「増えている理由」が、明確に分からないということでした。以前から言われていることですが、複合的な理由が重なっているケースもあれば、学校や教育委員会が把握できない個々の事情があることも想定されます。

 

そこで市としても、内容を分析して特に小中学校で20人程度、深刻な状態と判断する児童・生徒に対して、SSWに対するスーパーバイザーによる助言を含め力を入れて支援を強化していくということでした。


 

年間30日の欠席がいわゆる“不登校”の定義になりますが、小金井市教育委員会では月5日の欠席者があると「不登校カルテ」を作成し、現場と教育委員会で情報共有し連携してその対応を協議していく仕組みになっています。

 

 

 

◯“隠れ不登校”にも注目を。小金井市の現状は?

 

5月30日に放映されたNHKスペシャル「シリーズ 子どもの“声なき声” 第2回 “不登校”44万人の衝撃」を観ましたが、そのタイトル通り衝撃の内容でした。不登校の定義に当てはまらない“隠れ不登校”が不登校生徒の3倍も存在するというデータです。番組では、その実態をドキュメントで追い、校内にフリースクールを設置した広島県の事例や、オランダのイエナプラン教育についての取材もありました。子どもが置かれている社会環境は今の大人が想像するよりも複雑化し、今までの学校教育のあり方を問い直されている、という内容です。

 

 

シリーズ「教室の声なき声」、第2回は増え続ける「不登校」について生放送で考える。去年、教育の現場で新たな課題が表面化し、関係者に衝撃を与えた。「登校しても教室に入れない」「教室で苦痛に耐えているだけ」という、“隠れ不登校”ともいえる中学生が推計で約33万人もいることが明らかになったのだ。
不登校の約11万人に加え、計44万人にも上る中学生が“学校へ行きたくない”と考えている現実。いま、こうした声を学校への“NOサイン”だと捉え、公教育の枠組みを大きく見直す模索が広島県で始まっている。去年4月、福山市の公立中学校に「校内フリースクール」を設置。さらに、子どもたち個々の違いを尊重する教育で知られるオランダの現場を視察し、公立学校への導入を決めるなど、新たな施策を次々と打ち出している。
番組では、学校現場の模索を1年間にわたり密着取材。さらに、日々子どもたちと向き合うNPOと連携し、生放送で中学生たちの声を集めるなど双方向の演出も取り入れながら、“教室の声なき声”に耳を傾ける。

 

(引用)https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190530

 

 

小金井市では“隠れ不登校”という件については、それとしての対応はまだ取っていません。「月5日欠席」段階で不登校カルテを作成し対応をしていくというやり方は、「欠席」扱いになる子どもの把握と共有ができても、保健室で勉強する子どもや、心身の事情から毎日遅刻や早退を繰り返すことを余儀なくされる子どもはここにはカウントされていないからです。

 

 

文科省はこれまで不登校=問題行動と位置づけていましたが、数年前にその方針を変えました。社会で自立していけるよう子どもの自立支援を行うという方針転換をしたことで、不登校対策が大きく変わろうとしています。無理やり学校に戻そうとするような手法ではなく、

 

「その子に合った支援」

 

を期待したいと思います。

 

 

 

◯学校教育も、保護者も、地域も変わらなくちゃ

子どもが置かれている状況はより複雑化し、我々大人の子ども時代から培った価値観を押し付けても合わないのだと感じさせられます。一斉授業・一律の指導、担任と学校にすべてお任せ状態、保護者の意識…。学校だけを悪者にするのではなく、これらの呪縛から学校も地域も保護者も(議会も)解き放たれ、変わらなくちゃいけません。

 

 

引き続き、この問題も色々と研究していきたいと思います。

 

 

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