そういえば、私が最初に議会傍聴に行ったのはちょうど5年前のこの「日曜議会」でした。
当時、今5歳の息子がまだ6ヶ月くらいの時に、抱っこ紐して一緒に行ったのを鮮明に記憶に残っています。
↑これがその時分の息子。
エレベーターが無いことを行ってみて初めて知り、抱っこ紐のまま４Fまで登り（当時息子は結構おデブちゃんで重たかった）、本会議場の暖房が効き過ぎて汗だくになったこともハッキリ覚えてます。
当時感じたことは、
「なんじゃこりゃ？」
傍聴者にろくに情報提供もなく（当然だれも解説してくれもしない）、議員が喋っていることがわけわからず（知識不足の問題と、論理構造がめちゃくちゃな点）、何だか憤った初めての議会傍聴でした。当時（今もだけど）平日は普通に都心に働きに出ているため、普段の議会傍聴は叶わず、こういう機会でしかリアルに傍聴はできないいんですよね。そんな方が市内にはとても多いのです。市外へ通勤・通学に出る人は4万人を超えてますから。
▼深まらない質疑
今回の「日曜議会」のテーマは「平成28年度の施政方針」に対する市長に対する質疑でした。小金井市議会は「一般質問」とこの「施政方針」を1年ごとに交互にやっています。昨年が一般質問だったので、今年は慣例通り施政方針への質問となった訳ですが、議員ひとり15分の計算ですので、大きなテーマである「施政方針」に対する質疑だと、どうも質問があっちこっちにバラけちゃって、深まらないのが課題かと再認識しました。同じような感想を持った人も多いのではないでしょうか。
▼新市長誕生ゆえか、過去最大規模の傍聴者数を記録
林倫子議員のSNSでの情報発信によると、述べ68人の方が今回の「日曜議会」に傍聴にこられたようです。いい事ですね、是非ともこの「日曜議会」を続けて欲しいものです。実は、「土日議会」は一般的とはいえません。全国でもこういったイベントを開催しているのは数少ない議会だけなんですよね。その点、小金井市議会は出来る限り市民に開かれた議会をつくろう、という想いはあるようです（内容やもっとああだこうだ言いたいこともありますが、それは一旦置いておいて）。
▼一つだけ分かったこと
午後からずっと聴いておりましたが、特に具体的なことが話としては出てきませんでした。ただ、1つだけよく分かったことは、今小金井市で問題になっている都市計画道路（※）については、市長は「東京都の事業だから、都が独自に決めてやること。ご意見は伝えておきます」というスタンスだということです。
※都市計画道路問題については、以下を参照
→『小金井市を良くも悪くも変えるこの2本の都市計画道路について、話をしよう（「こがおも」の考え方）。』
その他、新庁舎建設6施設複合化プランもそうですが、“子育て環境日本一”、そして行革について、新市長にはご自身が公約に掲げたことくらいは、部局が準備した答弁書ではなく、具体的に答弁して欲しいです。何も目新しいことが聴けず少し残念です。
▼小金井市議会の議場は、とても身近で何でも見える
議会って詳しくない人にとっては決して内容は面白いもんではありませんが、小金井市議会は他自治体の議会と比較しても普通の会議室みたいなところでやっていて、議員や市長との距離も近いし、議員の質疑のレベルも垣間見れ、居眠りも野次も全部見えて臨場感たっぷりの議会なんです。また平日立ち寄れる人は覗いてみてください。あ、内容も重要ですよ。
あまり呟くほどのこともなかったのですが、一応傍聴に来れない方にも雰囲気を知ってもらいたいと思い、twitterで呟かれたこの「日曜議会」についてのツイートをトゥギャりました。ざっと目を通して頂ければ幸いです。
★togetter
『日曜参観（小金井市議会）平成28年2月28日（日）～平成28年度施政方針に対する質疑』
→http://togetter.com/li/944032
何はともあれ、関係者のみなさん、お疲れ様でした。
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