「公民館・図書館の中長期計画を早急に策定することを求める決議」について | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

23日に閉会した6月議会では、3つの決議が賛成多数で可決されました。

私はそのいずれも提案議員となりましたが、うち1つは私が案文を草案し主提案という形で提出しました。

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公民館・図書館の中長期計画を早急に策定することを求める決議

公民館運営審議会は、平成26年12月の答申において、東センターの委託に関する問題事項として、公民館の中長期計画が存在しないことを指摘している。
「5館構想」という考え方に対し、現在は事実上の「6館体制」となっており、現下の社会情勢と市民ニーズを踏まえ、公民館の在り方について、改めて将来像を整理する必要がある。
また、耐震上の危険性が指摘されてきた福祉会館を使用停止にするという市の方向性が打ち出されたが、その中で公民館本館の行き先が不透明なままとなっていることは大きな問題である。
さらに、図書館については、中央図書館の整備が長期計画に位置付けられているものの整備の目処は立っていない。
本市における社会教育の在り方に関する明確な将来ビジョンや公民館及び図書館の中長期計画が存在しない中で、個別の館の運営主体を変えるだけの議論を先行しても、職員のパフォーマンスを効果的・効率的に活用するものとは言い難く、持続可能なより良い小金井市の社会教育の実現に向けても有害である。
このままでは市民の納得も得づらく、無意味に軋轢を生んでしまうおそれもある。何よりも早急に公民館及び図書館の将来像を描くことが最優先課題である。
よって、小金井市議会は、小金井市長及び小金井市教育委員会に対し、早急に市の公民館・図書館の中長期計画を策定するよう求めるものである。
以上、決議する。

平成27年6月23日
小金井市議会    

【可決】
賛成⑬:共産4、民主党2、リベ保2、ネット2、市民自治1、市民会議1、こがおも1
反対⑩:自民党4、公明党4、改革連合1、自由民主1

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この2年間、行政執行が無計画的に行き当たりばったりなやり方になっている件を幾つも目の当たりにしました。

優先順位付けが不透明であり、本来職員の労力を注ぎ先に取り組まないといけない事を後回しにし、事の順序が違うことで逆に余計な労力を職員・議会共費やさねばならないことが多いと感じています。

確かに「やれる範囲から取り組む」考え方は否定しません。大きなテーマを乗り越えないと何も進まない、という訳にはいかないと思っています。ただ、公民館の件にしても図書館の件にしても、かなり以前から「今後どうするの?どうなっていくの?」が問われ続けてきたにも関わらず、余りにも無作為が続いてきた訳です。

どちらかというと、今の担当は気の毒で、前任、その前任の担当者(結局トップが首を縦に振らなかったことが最大の原因だと思われますが)が後回しにしてきたことで、今の状態に至っているのです。

こういう後回し文化を変えないといけません。

すぐに具体的に財源措置などもできないとしても、考え方を整理することから始めることで、無駄な軋轢をうまないやり方はあるはずです。

この点に注意して、引き続き執行チェックと提案をしていきます。



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