地域の消防団員ってご存知ですか?
第14回小金井市消防団操法審査会が5月24日(日)に開催されました。
これは、地域の安全・安心を担う地域の方々による小金井市の地域消防団における、日頃の訓練の成果を披露し競い合う催しです。
2年に1度開催されますが、5分団あるうち、第1分団が初めての優勝を勝ち取られました(おめでとうございます!)。
なお、地域の消防団についてあまり詳しくない方もいらっしゃるかも知れませんが、ごく簡単にご紹介しておきます。
我々がよく日常的に言う「消防署」とは、消防庁所管の都道府県単位で担っている常備消防機関です。職業消防員として、日々鍛錬を繰り返し、火災などの時には真っ先に現場へ駆けつけます。常備機関ですので機動力、即時対応力がある、と言われています。
かたや「地域の消防団員」というのは、若干の報酬はあるものの、別の生業を持ってる地域の方が、非常備の消防機関として消防署と協力して火災や大規模災害時に対応しています。有事の際には、自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消化活動・救助活動を行います。一般的に「動員力、地域密着性がある」と言われます。
地域の安全と安心は、この常備消防機関(いわゆる消防署)と、非常備消防機関(地域消防団)の協力によって守られているのです。特に、地域消防団は仕事や家庭がある中、週に2~3回も夜間の訓練があったり、また当然、有事の際には出動するのですから、日頃から緊張感が抜けません。大変ご尽力を頂いています。
操法訓練の際は、順番が回ってくるまで、念入りに整列の最終確認をおこなうなど、その姿勢には頭が下がります。
消防庁のデータによると、常備消防機関の消防隊員は約16万人に対して、非常備消防機関の団員は約88万人(約2,300団)いると言われています。
最近では成り手が不足していて、小金井市では2年おきの改選時は推薦人も苦労している現状があります。もっと、彼らにもスポットがあたる機会があれば、成り手不足の課題が少しでも解消できるのではないかな、とも思いますが、市としても今後何らかの支援策も考えねばならないと思っています。
そういう意味でも、こういうイベントには多くの市民に来ていただき、見てもらいたいところです。
まずは、こういう仕組みになっていること自体知らない人が多いので、是非とも多くの方にこの活動について知って頂きたいですね。
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