付帯決議でも東センターの8月からの委託の方針は変わっていない?〜公民館運営審議会を傍聴して | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

昨日の午前中は公民館運営審議会を傍聴してきました。



新年度予算は東センターの民間委託に関する予算執行の停止を要望した付帯決議付きでの可決となりましたが、ちょうど翌日の公民館運営審議会ですから、冒頭にその決議の報告がなされていました。

公民館長が審議会へ報告した内容とは、「8月を目処に」決議の内容を踏まえて公民館運営審議会で示した課題等について検討していく、という主旨の話だったのです。審議会側では、5月あたりに再度NPO法人の貫井北センター委託事務状況を評価するなど、今後の対応も話合われていましたが、公民館運営審議会は任期が終わるまであと3回の開催が予定されています(画像を参照)。



実質的に、7月23日の公民館運営審議会が今任期のメンバーでは最後となるため、あと2回の会議で委託への条件を整理することになるなども確認されました。内容によっては、8月ではなく延期になることも述べられていましたが、市長としては8月から委託するという基本姿勢は変わっていないことがわかりました。

25日(水)に可決した新年度予算への付帯決議では、「小金井市公民館運営審議会及び小金井市図書館協議会の答申を尊重し、委託先であるNPO法人との合意が得られ、業務が遅漏なく行われることが確認でき、あらためて市議会の理解が得られるまで、関連する予算の執行を停止するよう求める」とされています。これが全会一致で可決されたわけです。



つまり、元々新年度予算では8月からの東センターの民間委託が予定され、予算審査の中でわかったことが、「理事会が10ヶ月も開かれていない」「事務局長がコロコロ変わる」「まだ決算書が1回も出ていない」などのことでした。

こういう状況下において、現段階で8月に委託することは困難でしょう、現場が混乱する、という指摘もあり、最終的に予算を凍結することで合意した訳です。

この経過から、委託は8月以降に延期であり、NPO法人の体制が整うことも含め条件整備をしたのちに「委託GO」ということだと認識しています。

ところが、それが可決された翌日に「8月を目処に」と公民館運営審議会で示した訳です。とんでもないことだと思います。

また、委託とは別の話ですが、公民館本館が入っている福祉会館そのものの耐震性能が議会で話題になり、危険性が改めて指摘されたことなども一切触れられておりませんでした。



現在の公民館運営審議会は、7月までが任期となっており、その後9月17日からは新しいメンバーで公民館運営審議会が構成されることになります。

この動き、今後も注視が必要となりそうです。


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