新福祉会館共同研究予算の「撤回」も、詳細はよく分からずまま〜<新年度予算審査フラッシュバック②> | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

新福祉会館問題について少し触れます。

<予算審査フラッシュバック②>

【民生費】「福祉会館設計事業負担金」4,822万2,000円

福祉会館については、これまで色々と動きがありました。以下の記事もご覧ください。

・25本の陳情書、うち19本が福祉会館関係~今定例会の審査に向けて提出された陳情書について
・福祉会館関係の陳情書10本は、予備日(18日)まで『保留』扱いになりました~厚生文教委員会
・「意思決定のクオリティ」~人命に関わることを数字指標で示しても精神論で返す市長

▼法政大学と福祉会館についての共同研究

現状の福祉会館がH23年の耐震診断を経て危険な状態にも関わらず、既に4年が経過し、新しい福祉会館建設を進めようとしていました。この新福祉会館の予算は、当初行政側が予算説明資料に記載した内容によると、以下のようになります。



平成30年4月の開館を目指して、本町暫定庁舎敷地及び第二庁舎北駐車場の敷地に建設する見込みで、それを法政大学と共同研究を行うというものです。





本町暫定庁舎敷地及び第二庁舎北駐車場の敷地はここです。



お隣にはこれまた耐震診断で話題になっている民間マンションが建っています。



大学との共同研究という点については、新しい取り組みとして期待する面もあるのですが、この予算については新年度の一般会計予算の審査初日につまずくことになります。

共同研究をするのはいいとして、法政大学側が設計までやっていいのか?という問題などが指摘されました。「建築士法に照らし合わせると違法なのではないか?」という質問を含め数々の質問に対して、一つも答弁することなく「答弁調整をさせて欲しい」との市長の申し出があったのです。これが12日(木)です。そのまま福祉会館に関する質疑は全て「保留」となったままです。



▼事実上の撤回も、説明はまだなし

そして、昨日18日(水)新年度補正予算議案が新たに提出されました。



「福祉会館設計事業負担金 4,822万2,000円」が全額減額補正されたことで、この新福祉会館の予算は事実上撤回したことになります。

現状、市長側が事の顛末を精査しており、書面に整理しているようですが、何がどう問題だったのかはまだ全然分かりません。


▼予算審査前に協定書締結式を行う予定だった

そして今朝、読売新聞に早速この「撤回」が報道されたところもう一つ問題が発覚したのですが、実は3月2日に小金井市は報道各社にプレスリリースを送付していたことがわかりました。



内容は3月6日に法政大学と協定書締結式を行う、というものでしたが、なぜか3月4日にこれが「共に公務の都合」にて「延期」となったようです(再度延期のプレスリリースも出していることが確認できています)。

新年度予算が議決どころか審査すら始まっていない段階で、協定書の締結式などどうしてできるのか・・・。延期になった理由もまだわかっていません。私もこの締結式やリリースの件は今朝の報道で初めて知ったのですが、とても驚いています。

詳細は、明日以降に持ち越しとなりました(明日も説明があるかどうか分かりませんが・・・)。今日は結局13時から議会開会の予定が、17時となり、会期延長は避けられない事態となっています。


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