昨夜、行われた天心×興毅のエキシビション、私は回り合わせを感じずにはいられなかった。

 

想起すると、将来を嘱望された中学生の興毅が井岡叔父(私の時代は井岡といえば弘樹の方)の胸を借りたエキシビションを見たのが恐らく初見で、君を売り出すために井岡叔父がする必要のないことを助力してくれたことに対して感謝する姿勢を見せないことから、故津田会長が「興毅、井岡に感謝せなあかん」と車いすで彼を追いかけていて悪印象しかなかったが、ボクシングの方は左カウンターのタイミングを合わせるのが上手でスピードもあり井岡叔父をぐらつかせていた。おそらく井岡叔父は新興格闘技ブームで劣勢に立っていた日本ボクシングやグリーンツダの後輩と故津田会長への恩義の為に助力してあげたのだろう。彼らがアメーバーで企画ものをしているのは貸し借りの為、赤字続きのアメーバーTVからすると何か衆目を集める企画を持ってきて存在をアナウンスしたいところ、一方、例のIBFの件でTV局に梯子を外された彼らは別の情報産業を必要としている。その推測が正しければ兄弟が、する必要のないことに体をあけてくれたことで三男和毅の世界戦がアメーバーで放映されたことにつながっていると考えることもできる。これは格闘技番組を放送してくれていることから天心側にも同じことがいえて両者ともに自分の体を使い未来に目を向けて貢献しようとしている。

 

その興毅も今や32歳、あの時、37歳ぐらいの井岡叔父と同じ三十路に入り生きのいい逸材に厳しくされ息も絶え絶えになりながらも意地は見せていた。(相手がフェザー級クラスということに考慮を払わないといけないのはメイウェザーとのエキシビションで圧倒されたのは階級の差という理屈になっているから)兄弟とはいえ他者のために、する必要のないことをして助力することになるとは中学生の頃の興毅には想像もつかないだろう。津田さんの「興毅、感謝せなあかん」は無意味ではなかったのかもしれない。