イギリスの地方選、リフォームUKの躍進は選挙前から予測されており、2025年はドイツでAFD、オーストリア(自由党)、フランス(国民連合)、ポルトガル(シェーガ)と右派勢力が躍進しているようです。それに対してイギリスは緑の党、ドイツは左翼党の極左と見られてみる党も同時に議席を伸ばしていて新興勢力に支持が移行しているのが特徴。
2024年イギリス総選挙、私が注目していたのはルワンダ移送についてイギリス社会の思案はというもので、それはEUを脱退した理由の一つに移民政策があり、EUを脱退した後に移民が増加していることに不満が積もる国民もいるのではということから、スナク率いる保守党は2024の総選挙に不法移民のルワンダ移送を政策の一つに掲げたが、・・・その前に余談を一つ挟めば、ネットフィリックスにブラックミラーというイギリス発のドラマがあり、その中のシーズン6デーモン79はインドに由来のある女性が冷遇される白人社会で生きていて、ある日、世界を救うために・・・というシナリオの中にイギリス国民戦線という名前が出てきたので気になって調べてみると、実在している政党ということを知り、ちょうどドラマを観ていた当時の首相がスナクだったので、いろいろと思案する良い機会になった。
スナク一族のイギリスへの定住は複雑で、産業革命があり植民地アフリカの労働者不足を補うためにインド人がアフリカの産業に補填された、スナクの父方、母方の祖父母も1930年代に労働者としてアフリカに渡るも、フランスのド=ゴール政権の植民地政策の方針転換と、1960年国連の植民地独立付与宣言によってアフリカの独立が進むと同時にアフリカの自国民優先政策によって他民族の排斥がはじまりスナク一家はイギリスに渡りスナクの父(医者)と母(薬剤師)の両親は今度はイギリスの医療サービス(NHS)のために働くことになるとスナク一家は2度の移民ということになる。他にはカリブ海諸国から渡ってきたウィンドラッシュ世代とインド亜大陸から直接渡ってきた人たちがいて、いずれもこの人たちはたくさんの人が死んだ第二次大戦後の人手不足の補填の為に集められた。そういう状況があり1970年代に反移民、白人至上主義を掲げるイギリス国民戦線が支持を伸ばしていくも、この時はサッチャー率いる保守党が移民に対して厳しい態度(1981年英国国籍法)を示したことから国民戦線(内部分裂もあり)への支持を吸収していくことになった。サッチャーと言えばイギリス病(財政の方)に向き合った「政治家」、しかし現在のイギリスも、移民政策による不満のほかに、医療サービス(NHS)の質と財政の悪化、ロシアのウクライナ侵攻を原因としたインフレ、そして失われた15年と呼ばれている経済停滞期に差し掛かっており、これらも保守党、労働党に対する不信任の理由になっていて、新たなイギリス病に罹患している。①医療費の原則無料のイギリス、その代償として税金にのしかかっており、医療サービスについても無料の弊害、手術は年単位の待ちがある。②戦争で起こるインフレ③これは運が左右しているところもあるので一概には言えない。例えばエルピーダのようなDRAMメモリも今ならAIの需要でという風にタイミングというものがある。
ドラマは主人公のインドに由来のある女性が未来予想によって政治家を目指しているスマートという人物は保守党から選挙にでるも過激思想を持つことから党を追放となり、その後ブリタ二アという新党を作り、分断を煽って首相となり核兵器を使って移民の町を破壊するというのを知り殺そうと計画するのだが・・・というシナリオでスマートの容姿がオランダ自由党党首(極右)のヘルト・ヴィルダースに少し似ているのが味わい深い。
2024の総選挙は移送の廃案を提示していた労働党が勝利、当然の流れとして移民は庇護するが、元からいる自国民に対しては逮捕も辞さない表現規制の引き締めをした労働党、そして今回の地方選挙の結果に結びついていることから、私は2024の総選挙後の時点で、スナク率いる保守党に問題があるとしても、どうして労働党に投票するのか、イギリス人の感情が正直理解できなかったが、今回は労働党、保守党共に沈んだ。労働党は必然としても、保守党は今回の地方選、移民対策をさらに踏み込んでいたけど、これ以上移民を増やさないを掲げていたリフォームUKの支持をサッチャーのように吸収することは出来なかたようです。
よく似たことをイギリスは1968年にも経験していて、旧植民地やウィンドラッシュ世代、インド亜大陸とたくさんの移民が押し寄せていた1960年代、当然、不平不満がどちらからも出る状況に時の政府は1968年人種関係法を成立、保守党のイーノック・パウエルはバーミンガム演説でこれらに反対(反対と言っても法の下の平等と言いながら特別を作るのは未来に対して逆差別を生むのはよろしくないとする至って真っ当な話)しかし、時代は1958年ノッティング・ヒルでの人種差別暴動が発生し、その翌年の1959年には同地区でまたも移民のケルソーコクランが殺されたりした背景があり、人種に対する言動に神経を尖らせていて、この法案に物申すのは勇気が必要であった、案の定、イギリスのタイム誌や他の政治家から人種差別と酷評され党の役職も罷免されたが、多くの国民はパウエルに賛同していて、その勢いで保守党は次の総選挙に勝利、しかしパウエルを罷免したのが当のヒースで4年後、再び労働党に与党の座を奪われた。ウイルソンが再び首相になるも病気で途中で辞任、代わりとなったのが、1968年人種関係法の立役者で1976年人種関係法をさらに強化したジャームスキャラハン、人権どうのこうのの余計な事には手腕を発揮するキャラハンもインフレによる不満を抑えないといけないし、労働者の賃金への不満からのストライキ(不満の冬、ストライキが猛威を振るい社会活動が止まる)にも対応しなければならないという板挟みで何もできない無能ぶり、おまけに、ゆりかごから墓場までの財政の方のイギリス病(工場等の産業の部分の不振というのは幻想で元々、その程度の能力とする評価もある)の悪化もあるが労働党だからこれも何もできないでいて、とうとう不信任案を出されて可決され総選挙に打ってでるも鉄の女に惨敗、ブレアが勝利するまで28年間労働党は与党に返り咲けなかった。そんなキャラハンが地元ではなぜ選挙に勝ち続けたのかは地元に利益誘導することは怠らなかったからと、労働者 対 経営者 既得権益 富裕層を煽り労働者側に付くから。イギリスも多くの国民はパウエルに賛同していたが、民意は打ち消されてマスメディアと政治家主導で強行される、それが現在も同じなので、今回の地方選の結果に繋がったことが考えられる。
韓国の2024年の総選挙と2025年の大統領選も、その国の人が望んでいるなら仕方がないのですが、(日本から見ると、逮捕されかけると仮病のような状態を使うイ・ジェミョンがどうして国民から人気があるのか、解せなかったが、調べてみると、貧しい環境で育ったというナラティブを使い、ベーシックインカムの試験的導入、脱毛症に対する保険適用のポピュリズム的な要素と、高得点となったのはベトナム等で詐欺などの犯罪組織に自国民の被害が多発した時に率先して対応にあたり自国民保護の姿勢を見せたこと、この辺が日本の石破政権との違いで見せ方が上手い、そうした見せ方は、善良な市民 対 既得権益層としてデマゴーグを使う徹底ぶりと、とにかく見せ方が上手い。ただし貧困層出身というナラティブからの福祉の対象はマイノリティに対しであって、ほとんどの人は含まれないが、その福祉の為の増税される側には含まれていて、新たな分断が待っている。)自ら修羅の道に進まなくてもという感情でニュースを見ていたことから、日本もそうなるなら早いほうが良い、石破で政権交代させて立憲で国民は再び散々な目にあうことで「活動家」の集う政党は政治に関わらしてはいけないと国民が知る必要があると希望していましたが、参議院選、飛躍したのが参政党で、私の思惑通りには進まなかったということを以前にも書きました。(韓国も特定の国家(中国)や特定地域の人々に対する侮辱や虚偽事実の流布を禁止し、違反した場合は最大5年の懲役または多額の罰金を科す、というのが韓国民主党から発議されている、これが私が活動家の集う政党は政治に関わらしてはいけないとする理由)
下記の映像は、1970年にソ連からカナダに亡命したユーリ ベズメノフのもので、彼の話は陰謀論者に使われたりしますが、話の一部として007のようなKGBによるスパイ活動は15%ぐらいで、他は内部崩壊の方に割り当てられている、例えば、現在、敵国の代理人がマスメディアやインターネットを使い改憲、防衛力向上に対しネガティブな情報を流して敵対する相手の反撃意志自体を削ぐように誘導するといったように、直接的な攻撃よりも分断を煽り内部崩壊させた方が効果的という共産主義側の作戦。ユーリ ベズメノフはこれをイデオロギー的転覆(積極的処置)と呼んでいる。KGBはソ連解体と同様に消散していったのではあるが、KGBに所属していたプーチンがウクライナ侵攻後もたびたび、欧米らにいる左翼特有の価値観(LGBT、移民)がどうのこうのを馬鹿馬鹿しい間違っていると批判しており、私も正直に言えばこれが分断工作の一つと理解しながらも、確かにプーチンも国民を置き去りにしているけど、欧米首脳人らの左派特有の価値観どうのこうのは、それに匹敵するぐらい国民を置き去りにしている馬鹿馬鹿しい間違っている行為とプーチンのでかい釣り針に賛同してしまうとことがあり、トランプが何かとプーチンに懐柔されているように見える理由も同じかもしれない?
だとするとまんまと共産圏のイデオロギー的転覆(積極的処置)に陥っているということになる、がしかしこちらも豊かな経済や自由があると西ドイツからのRIAS(ラジオ放送)ハンガリー、ルーマニア、ポーランドらに対するREF(ラジオフリーヨーロッパ)VOA(ボイスオブアメリカ)韓国の対北放送やチラシを空からまいたりして、堂々とプロパガンダをして向こうの政情に混乱を与え崩壊までさせていることを考えると複雑な感情になる。複雑なのは意趣返しなのだから仕方がないというところと、こちらには「豊かな経済や自由」があると宣伝していながら、中国が一党独裁のまま豊かな経済を成し遂げて、上記に書きましたように左翼特有の価値観(LGBT、移民)がどうのこうのから発展してマジョリティの国民に対しやれ規制や厳罰だと息巻いている現状に、北朝鮮は韓国のドラマ観たりKPOPを聴いたりすると処刑されたりしますが、程度の違いはあるにせよ、もう自慢の自由がこちらにはあると宣伝できる立場ではなくなってきていて、左派思想の行き着くところは独裁国家、共産主義体制。