チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/スクリャービン:交響曲第2番他 ネボルシン(1958?) | ~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

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学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】

1 / 3CD

①作曲:リャードフ

 曲名:交響詩 キキモラ op63 (3:27)

②作曲:ボロディン

 曲名:交響詩 中央アジアの草原にて (8:28)

③作曲:チャイコフスキー

 曲名:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op35 (33:30)

演奏:コーガン(vn)、ネボルシン指揮 ボリショイ劇場管弦楽団①、モスクワ放送交響楽団②③

録音:1938年-1950年代

CD:CDVE 00027 (レーベル:VENEZIA、原盤:MELODIYA)

 

3 / 3CD

作曲:スクリャービン

曲名:交響詩第2番ハ短調 op29 (42:19)

演奏:ネボルシン指揮 ボリショイ劇場管弦楽団

録音:1950年代初め

CD:CDVE 00027 (レーベル:VENEZIA、原盤:MELODIYA)

 

【曲に関して】
スクリャービンの交響曲第2番は、演奏機会は多くは無いと思いますが、スクリャービンの初期から中期への過渡的時期の作品と言われているようです。作曲されたのは、後期ロマン派の時代、リストやワーグナーの影響があると言われています。五楽章ですが、第一楽章と第二楽章、第四楽章と第五楽章が連続して演奏され、三楽章のように見えます。また、緩-急-緩-急-緩という対照的な構成になっているのも特徴的です。

 

【演奏について】

このCDは、2枚目のムラデリを聴くために買った3枚組のCD。せっかくなので、残った1枚目と3枚目を聴いてみます。まずは、交響詩2つ。「キキモラ」はまぁ録音も悪いので、歴史的価値というところでしょうか。「中央アジアの草原にて」は、ゆっくりとしたテンポであまり工夫がない淡々とした演奏と思いましたが、後半になってもそのゆっくりと刻まれるテンポが、なんとなく中央アジアの広大な草原の雰囲気になっているようで、不思議な感じがしました。そしていよいよチャイコフスキーです。

 

コーガンは、高校時代にブルッフのLPを持っていて、これがけっこう好きな演奏で、よく聴いていました。まずネボルシンの序奏がテンポを動かしながら情緒たっぷりに入っていきます。そして始まるコーガンのヴァイオリンが、これまたねっとりと絡みつくように歌っていきます。まさに、あの頃聴いていたコーガンのイメージが蘇りました。これは、いいですねぇ…。録音も悪くないし、あまり話題に上ってこない演奏だけに、ちょっと思わずこれは拾い物というか、素晴らしい名演だと思いました。コーガンの厚くもあり鮮烈な切れ味でつけられた、強いニュアンスが素晴らしいです。この曲はそんなに数は聴いていないのですが、自分的に今のところこれはベストの一つにあたるかもしれません。EMI録音もいくつかある様なので、機会があれば聴いてみたい…。

 

さて、最後はスクリャービン。初めて聞く曲です。録音はまずまずですが、初めて聞く曲で、こういった往年の録音はちょっと辛いものがあります(笑)。この演奏はテンポは速めなんですかね?演奏時間が情報より短めに思えます。後期ロマン派から発展していく過程の曲という事で、まさにそういうイメージで、大変面白い曲と思いました。第三楽章とか、なかなか面白いし、全体的に聴きどころの多い曲でした。後年の法悦の詩などとは、若干ニュアンスが違う感じがします。新しい録音もいくつかあるので、またじっくり聴いてみたい曲です。

 

【録音について】

まちまちですが、チャイコフスキーは驚異的に録音がいいですね。マスタリングなどしっかりされているのでしょうか。中央アジアとスクリャービンはモノラルの標準的な感じ。キキモラは板起しかな?と思いますが、古い感じです。

 

【まとめ】

ムラデリ目当てで買ったCDですが、コーガンの演奏がとても楽しめました。スクリャービンは、今まであまり聴かなかったのですが、ちょっと世界が広がった感じです。

 

購入:2023/06/11、鑑賞:2023/08/17