【ライヴ鑑賞】第161回ソレイユ・ジョイント・リサイタル「ピアノと声楽の午後」 | ~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

久しぶりにコンサートに出かけてみようと、この日開催されているものの中から選んでみました。これは、若手・中堅の演奏者に、ホールでの演奏機会を提供するというコンサートだそうで、どんなものか、いろいろ楽しみです。

 

【曲目と演奏者】

リスト:超絶技巧練習曲第8番ハ短調「狩」S139-9

 → ショパン:練習曲集 op10-12 革命

②ブラームス:6つの小品op118より、2.間奏曲

③シューマン:謝肉祭op9より

       2.ピエロ、11.キアリーナ20.休憩

       21.ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進曲

④シューマン/リスト:献呈

 ①~④:田中奏那子(p)

 

⑤アンダーソン:J.シュトラウスⅡの「美しく青きドナウ」による幻想曲

 ⑤:数井絵美、村井悠果(p)

 

⑥ロッシーニ:約束

⑦ベルリーニ:夢遊病の女より「ああ、信じられない」

 ⑥,⑦:清水千裕(s)

 

⑧ベルリーニ:喜ばせてあげて

⑨アルディーティ:口づけ

⑩ヴェルディ:リゴレットより「慕わしい人の名は」

⑪ビゼー:カルメンより「何を恐れることがありましょう」

 ⑧~⑪:井上知里(s)

 

⑫モーツァルト:ドン・ジョヴァンニより「窓辺においで」

⑬グノー:ファウストより「祖国を離れる前に」

 ⑫,⑬:程音聡(br)

 

⑭ロッシーニ:セヴィリアの理髪師より「それでは私なのね」

 ⑭:清水千裕(s)、程音聡(br)

 

【会場】

HAKUJU HALL

 

【感想など】

会場は、3-4割の入りでしたでしょうか。かなり関係者やお身内の方が多いような気がします。コンサートだよねー、発表会ではないのよねー、と言い聞かせつつ、開演を待ちました。

 

前半は、ピアノ演奏です。

まずはソロの田中奏那子さん。曲目の変更とかもあり、ブラームスは譜面を見ながらの演奏。ちょっと固い感じもしましたが、シューマンは良かったと思います。またいい演奏を聴かせてください。数井さん、村井さんの連弾はたいへん楽しい演奏でした。盛り上がった感じがします。

 

休憩時間、奏者の方が客席のお友達やお知り合いのかたと写真を撮ったりお話したりで楽しそうでした。こういったコンサートではあるあるの光景ですかね…。

 

後半は、声楽になります。

声楽はちょっとパフォーマンスもつきますし、いろいろ盛り上がりますね。歌手の方々は、現在オペラで活躍したり、海外の音楽院に在学中であったりと、いろいろご活躍されているようです。アルディーティの口づけは、なかなか面白い曲だと思いました。バリトンの程音聡さんは、でっかいですねー。体も声も…。小さいホールなので、声量がめっちゃ大きく感じます。個人のリサイタルもされているようです。最後はフリの入った楽しいデュオで締められました。

 

いろいろな環境の中で、音楽を中心に据えて活動していくのは大変だろうなと思いますが、ひっそりと応援していますので、また、もっともっと素晴らしい演奏を聴かせてください。