【CDについて】
作曲/曲名:
1. ヘンデル/オンブラ・マイ・フ (3.37)
2. フリース/モーツァルトの子守歌 (3.24)
3. シューベルト/アヴェ・マリア (5.23)
4. シューベルト/子守歌 (3.24)
5. レーガー/マリアの子守歌 (2.19)
6. ブラームス/子守歌 (3.33)
7. グノー/アヴェ・マリア (4.08)
8. ドヴォルザーク/わが母の教えたまいし歌 (2.36)
9. ロッシーニ/愛(3つの宗教的合唱曲より) (6.12)
10. プラテㇽラ/モディリアーナの子守歌 (3.01)
11. プラテㇽラ/ロマーニャの子守歌 (4.08)
演奏:フレーニ(s)、マジエラ指揮 ボローニャ歌劇場管弦楽団・合唱団
録音:1970年代
ボローニャ Teatro Comunale Di Bologna
CD:POCL-9825 (レーベル:LONDON、原盤:DECCA、発売:ポリドール)
【曲に関して】
子守歌名曲集。ここまでまとめて聴いたことがなかった。モーツァルトの子守歌(K350)については、この録音当時はフリースの作品されていたが、現在はフライシュマンの作品とされているようだ。わが母の教えたまいし歌は懐かしい。高校の時にエアチェックで録音してよく聞いていた。ジプシー歌曲集op55-4であるが、子守歌としてもいいね。
【演奏についての感想】
前半の8曲はどれも聞き覚えのある曲。子守歌だけあって癒されます。フレーニの透き通った声も心地よく、大歌手の張りのある声を大きな音量で聴いてもやはり癒されるのです。こういうCDいいですね。このCDは、1-8曲が管弦楽伴奏。9はピアノと合唱、10-11は合唱という形になっていて、9以降は多少雰囲気がかわります。調べてみたのですが、LP初出時からこの構成だったのですね。
そこで目についたのですが、最新のCDでは、録音は1979年頃となっているようです。ところがLPの情報を見ていたとき、DECCAからの販売は1980年でつじつまが合うのですが、どうもARS NOVAからイタリアで1977年に発売されているというデータに気付きました。それで、ネットでいろんな画像を見ていたのですが、確かにARS NOVAのLPのレーベルに、1977の数字が入っています。真偽のほどは判りませんが、ちょっとこだわってみました。
【録音に関して】
フレーニの声も美しく捉えられて、70年代の録音とは思えない良質な音で聴くことができます。
【まとめ】
名曲集CDではありますが、フレーニの歌が楽しめるCDでもあります。堂々とオペラの主役を演じるフレーニの録音。こういった歌でも、豊かな歌唱力で癒していただけるのでした。
購入:2023/04/24、鑑賞:2023/05/01