- 人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)/大和書房
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仕事場にも学生時代の同期にも必ず人に好かれる人物がいます。
羨ましいなぁ、と思うのは誰もがそうでありますが、そうありたいと分析実践する人はあまりいないかもしれません。「自分は生来の性格上ああいう風にはなれない」とか「自分には自分の役回りがあるんだよ」と半ば言い聞かせることで表面上自己解決を図ろうとするのです。
しかし、上記のような本を活字として読むことで、人に好かれる人はどういう傾向にあるのか、どういうさりげない好意な行為をしているのか、客観的に知ることができます。
日本史上最大の出世をしたとされる秀吉は比類なき「人間たらし」として有名です。(無類の女性好きでもあったそうですが、もしかしたらその人間たらしで女性がほっとかなかったのかもしれませんね 笑)。
どんなに秀吉のことを憎んでる敵将でも、会談すると秀吉のことを好きになってしまうそうです。秀吉自身高い身分であっても時に自分の弱さを話すことで相手の気持を引き寄せ、相手より低い目線から心を通わせる。関白ともあろう御人にこんなことされたらイチコロでしょうね。
現代ではもちろん関白もいなければ武士もいませんが、立場の上下はどの業界でも存在します。部下は出世のために上司に良く思われようと取り入ることは多くありますが、上司もまた環境のいい職場形成のために「人たらし」になることが要求されているのです。日本統一ではありませんが、全員が心地よい意思の統一はどんな外圧・困難にも負けない団結力を生むと思います。
題名が「人たらし」「ブラック心理術」と一見詐欺的処世術のように思えますが、著者が述べているように全くそういう意味合いはありません。周りも含め全員が幸せになれるコミュニケーションテクニックです。
人たらしになるためのテクニックが多数記載されており、今すぐすべてを実践することは難しいですが、より簡単で自分に必要と思えるものから一つ一つ実践していけば秀吉に一歩でも近づけるかもしれませんね。
評価:★★★★★☆