階上岳の半分ほどを濃い霧が覆い隠している。
今朝方は雨だったようで、岳から続く景色は山のあちこちにぼんやりと樹木の花を思わせる塊があり、人家の密集へと徐々に繋がっている。
確かな春の朝。
街のにぎわいが懐かしい。
木曜日の私はまだ自由だったから、ホームセンターに種を買いに行った。専門店になかった、プリンスメロン、そら豆も手に入った。色とりどりの花の苗の人は群れていた。
いいなぁ、みんな春をこころまちにしていたのだ。
私、会計が終わり買った種をばっぐにしまっていると、女性2人とカートに乗ったちっちゃい女の子がレジを通り…
急にちっちゃい女の子が周りに訴え始めた。
「うちのまま、前はぎゃるだったんだよ」
ちっちゃい女の子は、大きな声で何度も。
教えたかったんだろうか。
春
家族
いいなぁと目を細める。
私に新しい家族はない。
それぞれの人生だからそれでいいとおもっている。
先日、息子にそのままもいいけど、年を取ると寂しかったりするもんだよ、とは伝えた。
「わかるけど、先がわからなさそうな色んなことが周りで起きているじゃない。それに、色んな家庭見てきてるけど、女性って子供を守るためなのか嘘つきだったりするよね。」
そうだった。
これからどんな世界になっていくのかわからないのに、子孫にその苦しみを与えていいものか?真剣にそう考えていた時期が私にはあった。
しかし子を設け今がある。
子に会えて私はとても幸せだし良かったとおもっている。
子は家庭を作らないが、それもまたその子が選んだこと。
孫とは無関係の私の人生はそろそろ終わろうとしている。
私の体調が優れないため、今日の予定はなくなりました。