My Story Ⅲ

~システムエンジニア編~


前回までの記事はこちら👇



 

会社に入り、最初は
自分の知らないことを色々覚えられて
成長できている感覚があり
楽しく働いていた。


何事も前のめりにやろう!と
勉強会や社内イベントの企画委員などにも

積極的に参加。



3年目にしてシステム開発の

チームリーダーに選任される。


でも、任された案件は難易度が高く、
問題が起きまくり。



その都度なんとか解決しながら進めていたが、
心は限界に近づいていたようだった。


辛かったのに「弱音を吐いたらダメだ」と
変なプライドが邪魔をして誰にも相談できず、
大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをして
笑顔で武装していた。


そのうち、心が限界を迎えてしまったのか
わけもないのに行き帰りはずっと涙が出るし
ずっと無気力な感じ。


大学の頃に入っていた楽団には

ずっと所属していて
音楽をしている時間だけが私の癒しだった。


このままじゃダメだ、自分が壊れてしまう

と転職を決意。



システムエンジニアは辞めるつもりだったが
転職アドバイザーに勧められるまま
またもやIT企業に転職し、

プログラマーとして働く。


前の会社とは業務内容がガラっと変わり、
言われたことを淡々とこなす日々。



大きな責任感のある仕事ではなかったが、
前の会社で疲れ切ってしまっていた私は、
穏やかに暮らせる日々が嬉しかった。


この転職の少し前から、

楽団では副団長を任されるようになり
だんだんと楽団の仕事が忙しくなる。



音楽をすること以上に、

やらなきゃいけない楽団の仕事量が多すぎて

土日も休みなく朝から晩まで動いている日々に
少しずつ疲れてきてしまっていた。


私はなんのために

この楽団に入っているんだっけ?
なんで私だけこんなに

大変な思いをしなきゃいけないの?

趣味なのに仕事みたい。



そんなことを考える時間が増えていった。。。

 


    

次へ続く