トロントより

おはようございます

移民の国カナダでは、その人口、経済を支えるために移民法を常に見直し、改定しています。

 

ただ、コロナ後の急激な留学生増加で特に都市部の移民が急増し、住宅や社会福祉制度に支障が出たことで、留学生については制限することになっていることは幾度かご紹介してきました。

 

カナダで今必要とされる人材には、医療、介護、現場技術者、現場作業員などとなっており、カナダ外で取得した資格の認証拡大なども検討・実施されています。

 

しかし、その他の専門資格や専門的な学歴を活かせる職となるとなかなか見つからないようです。

 

自分が倉庫業を行っていた20年前に、人材派遣会社が倉庫作業員として紹介してきた人の中には、母国で医者、法律家、大学院卒業などの資格・学歴を持つ人がいました。当時から資格・学歴が活かせないという苦悩があったようです。

 

労働市場に出る求人では、高卒以上とするものが多く、専門資格・大学・大学院などの学歴を求めるものは多くありません。そのため、そうした資格学歴を持つ人も、高卒以上の学歴を条件とする仕事につかざるを得ない状況がありました。

 

しかし、近年、カナダの労働市場では高い学歴、資格を求める仕事が増えているようで、資格・学歴と求人条件のミスマッチ率が20年来の低さとなったようです。

 

2021年と2016年のデータを比較すると

求人要件に対して、学歴ミスマッチ率は

2016年 31.1%

2021年 26.7%

学歴マッチ率は

2016年 40.0%

2021年 44.4%

 

しかし、移民母国別に見ると、違いがあるようです。

東南アジア 54.7%

北欧 7.3%

となっています。

 

東南アジアの場合、フィリピンからのケアギバーの人が多いことが主な要因と見られていますが、全般的にはミスマッチ率は低下しているようです。

 

人材不足と言われる現場産業でも、監督、現場技師など高学歴を求められる職が増えているのかもしれません。

 

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