お幣束(おへいそく)の種類 | とりわたかんのんじ

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瀧寿山 普門院 観音寺 福島県福島市の天台宗の寺院です。
日頃のつたない事を書いております・・・・

お幣束も折りの段階で仕上がって参りました

早い方は昨日、今日と取りに来られました

当寺のお幣束は全部で6種類ございます

 

先ずは普通幣(歳神様)


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一番一般的な幣束で、すべての氏神様用にも併用されるものです。

歳神様、山の神、庚申様など

地鎮祭などにも使用されます。

 

そして三宝荒神様(さんぼうこうじんさま)


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角が生えております。火の神様であり、穢れを焼き払ってくれる神様です。

一般的に神棚の左に三宝荒神、右に普通幣をお供えします。

葬儀の出た家で納骨後、後祈念として家を清める場合にも使用します。

 

水神様(すいじんさま)


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その名の通り水の神様です。洗い場、水源地、井戸、風呂などにお供えします。

 

 

お釜様(おかまさま)


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台所、釜場などにお供えします。

 

 

お稲荷様(おいなりさま)


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あまり数は出ませんが、自宅にてお稲荷様をお祀りされている方は氏神としてお供えします。

 

 

恵比寿大黒様


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一番大きく特注品です。縁起の幣束なので商売繁盛や農事豊楽を願う方がお供えします。

ぶら下がっている箇所は升と鯛を表しているようです。本当に鯛の形に切るところもあります。

 

それぞれ形は寺院さんでも違うようで、神様の種類も聞いたことがないような物まで沢山あるようです。

 

当寺では年末12月28日から受け付けております。早い方は25日ごろいらっしゃいます。

これは昔からの習慣で当地区周辺の檀家さんではない方々もいらっしゃいます。新宅や世代がかわってしまうと途切れてしまう場合もありますので、年々数は減っておりますが

毎年700本近くは揃えます

新しい方でも祀ってみたい方はいらっしゃいませ・・・