ご訪問ありがとうございます。
【天 気】曇り
【月 齢】1５.0 / 大潮（満月）
【認知症】やや不調
【妄 想】やや多い
朝の様子はこちら → ミナミコアリクイ
仕事が終わり、母に電話。
さて、今日は楽しい１日だったのかな？
と思いつつ電話しても、鳴らせど鳴らせど出ない。
しばらく間をおいて、電話をするも、何度鳴らしても出ない。
しばらく間をおいて、固定電話に掛けても、何度鳴らしても出ない。
うーん．．
ここまで出ないと、ご飯作っているとか、トイレに行っているとか、
その線は無くなる。
補聴器が外れて聞こえていないか．．
電話が鳴っている事に気が付かないか．．
倒れているか．．
諦めずに、40回程度鳴らしては切り、少ししてはまた鳴らし．．
実家まで、あと500メートルくらいになって、やっと出た。
出たけど、聞こえたのはテレビの爆音と、補聴器のハウリングのキンキン音。
調子が良くなく、うっすら残る頭痛に、このハウリング音はキツイ．．
母：
もしもし。
ごめん。気が付かなんだ．．
母の声より、テレビの音の方が大きい。
ハウリング音もひどいので、多分補聴器が外れている。
僕：
なんか買うて行こか？
母：
うん。そうなんよ。気が付かなんだんよ。
ああ．．だめだ。
全然聞こえて無くて、適当に返事している。
途中で気付いた母が、テレビを消してくれたけど、それでも聞こえない。
どんなに絶叫しても聞こえない。
僕：
もう着くけん、電話切るよ。
母：
うん．．
アンタが食べるもん、なんでも買うてきてや。
僕：
いやもう家に着くけんな。
母：
うん．．
今日はデイは早かったんじゃけどね．．．
母の返事をほったらかして、電話を切っても良いけど、
こんな時は、切れたと思ったらまた掛けてくる。
どっちにしても絶叫しないといけないし、もう家に着く。
絶叫しようにも、もう声も出ない．．
実家に着いたので、電話を切る。
喋ろうとすると、喉が痛くて咳込んでしまって喋れない。
まぁ．．仕方ない。
母の部屋に行くと、また電気も点けずに、母が座っていた。
まぁ、デイで疲れて、１週間の予定も終わって、疲れも出て、
認知力も集中力も落ちてしまってるんだろうな。
僕が入っても、母は気付かない。
いきなり母の視界に入っていくと驚くので、出ない声を振り絞る。
ぐっばい．．明日の僕の声。
僕：
きましたよ！
気付かない．．．
ハァ．．
僕：
きーまーしーたーよー！！！！
母：
ひやぁぁぁ！！
脅かしてしまった．．．
一言発するごとにむせ返る。
案の定補聴器が着いていないので、両方の補聴器を着ける。
以下この記事の終わりまで、僕の声はカスカスで小声です。
通じない時は、ホワイトボードに書いて見せていますが、
普通に喋っているとして書きます。
ホワイトボードのアドバイスくださったブロ友さん。
本当にありがとうございます！
母：
右は調子が悪いけん外しとったんじゃけど、左は入っとったろ？
僕：
左も入ってませんしたよ。
母：
あんた声どしたん？
僕：
ああ、大丈夫ですよ。
右の補聴器は、デイに着いた時には外れていて、左はいつ外れたのか
分からないらしい。
多分、マスクを外した時に、引っ掛かって外れたんだろうな。
出来るだけ、マスク止めを使って欲しいけど、デイの時は頻繁に
マスクを外すので、マスク止めは使いたくないと言う。
いや、その時こそ、使って欲しいんだけど．．
右の補聴器は．．
僕：
デイで外れたら、誰か呼んで入れておもらいよ？
母：
ほじゃけど、言うても、だーれもよう入れんのに？
そんな事は無いはずなんだけどなぁ．．
一度、僕からデイのスタッフさんに、お願いしてみよう。
僕：
晩御飯はたべましたか？
母：
今日は帰りに車に酔うてね．．
帰って横になっとったら、だーいぶようなってきたけん、
おかゆとバナナ食べたんよ。
僕：
おかずは？
母：
今日はもうええわい。
あんた、何でも行って買うといで。
僕：
僕一人のじゃあったら、ええわい。
今日のデイは楽しかったようで、何より。
新しいお友達もできたようだし。
ちょっと言ってる事がよく分からなかったけど、
まぁ楽しかったのなら、なんでも良し。
ガチフロが終わり、昨日から目ヤニの掃除をしているのですが、
その説明を母は覚えてなかったようで、デイで「目薬が無い」と
指摘され「入れるの忘れました」と答えたらしい。
デイのお薬入れにも、メモ書いて入れとかないといけないな．．
咽込んだり、筆談したりしつつ、しばらくお喋りして、
お薬やら用事やら．．
色々終わって血圧測定。
141 / 83 : 70
139 / 82 : 68
142 / 77 : 67
ちょっと高めかな。
デイより上がっているので、車酔いのせいか、それとも．．
母：
今日は１日留守じあったけん、好きなようにしよったみたいなんよ。
そっちかぁ．．
そっちでイライラして、血圧上げている感じかぁ．．
母：
夕べはテレビも台所の電気も点いとったし、
お風呂の電気も点いとったしね．．
調子の良い時は「消し忘れとった」と認識できているけど、
今日も全部、泥棒ファミリーの仕業になっている。
あれ？
タイマー掛けたし、お風呂に入る時はテレビ消さないようにと念押しして、
母も理解してたんだけどな。
ハァ．．
母が延々と、泥棒ファミリーの悪行三昧を訴える。
母：
まぁ好き勝手しよらい。
多分、自分の家追い出されたんじゃなかろうか．．
ほうじゃけん、ウチに住み着いたんじゃなかろか思うんよ。
僕：
さあ、それは分からんけど、それで婆さんがイライラしたり、
はよ出ていけ思いよったら、それが向こうに伝わるけんな。
向こうに伝わったら、
あ、婆さんがイライラしよる。
この調子でイライラさせたら、そのうち出ていくかも知れん。
思うて、いつまでも居座るけんな。
なるたけ無視して、だーれも居らんように思うて、相手せんように、
イライラせんようにしとったら、「ここに居っても無駄じゃあ」
思うて、諦めて出ていかい。
母：
イライラしよったら、またこんよに
（夜中にテレビ観たり、お風呂に勝手に入ったり．．）
仕返しされたら怖いけんね。
ああ．．
恐い方向にしちゃいけない．．
恐い方向に振ると、また呼び出されるようになる．．．
母：
出ていく人と、ここに居る人と、別の人みたいじゃわい。
新たな人を生み出してしまう．．
嫌だなぁ．．
母は、完全に妄想スイッチが入っていて、妄想顔。
目ぇギラギラさせて、鬼の首でも取ったかのような、得意げな感じで話す。
嫌だなぁ、嫌だなぁ．．
辛いなぁ．．．
僕：
ほうじゃけど、婆さんに危害加えたりはせんわい。
放っとくのが一番じゃわあい。
帰る間際になって始まる妄想トークは、きっと、母の寂しさや心細さの表れ。
出来る限り聞いてあげたいけど、聞いていると30分でも1時間でも話し続ける。
適当な所で話を逸らして、帰る事に。
ごめんよ。
忘れた事は、基本的に全て泥棒のせいになってしまうのが辛いなぁ。
どんなに対策をしても、その対策を母自身が潰して回る時もあるし、
対策しても対策しても、幻視やせん妄で見た事も、
泥棒のせいにしてしまったり．．
母にとっては、いずれも現実で起きている事だから、仕方ないけど．．
話したい時は、記憶をすり替えて、過去の事を今日の事として、
妄想トークを展開したり．．
どうしたものか．．
なんとか流れを変えるように、ちょっと作戦を考えよう。
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