ご訪問ありがとうございます。
 
【天 気】晴れ 時々 曇り
【月 齢】12.6 / 中潮
【認知症】不調
【妄 想】多い
 
 
朝の様子はこちら → どういう事?
 
 
今日も..長いです。
 
 
仕事が終わり、母に電話。
17時40分、携帯を20回鳴らしても出ず..
17時45分、固定電話を20回鳴らしても出ず..
 
あれ?まだ帰ってない?
おかしいな。
 
もうしばらくしてから掛けようと、車を走らせていると、
母から着信。
 
「もしもし。なんぞしよった?」
 
「補聴器が両方とも外れとって、きこえんのよー。」
 
なんで?
 
補聴器外れたら、手伝ってもらって着けるように言っておいたけど..
家に帰ってから、マスク外す時に外れたのかな?
 
事前の話通り、ここで電話を切るのかと思ったら、喋り続ける母。
こちらに問いかけられるけど、僕の声は届かない。
 
声が枯れてしまったので、電話をきる。
 
晩ご飯の支度を進めてくれていたら良いけど、こういう時って、
補聴器着ける事に集中して、ある程度着いたら電話してくる..
 
妻に「遅くなる」と電話していると、案の定母からの着信。
 
妻の電話を終えて、折り返し母に電話。
 
「ちょっと聞こえるようになったけん..」
 
補聴器が外れている時の事を、何度も何度も話したけど、
自分がやりたいようにしかやらないな..ま、仕方ないか。
 
先にご飯を食べるように、重々頼んで、電話を切った。
 
 
実家に到着。
 
また曲がったら母が立っているのでは..
 
と、ドキドキしたけど、母はいなかった。
代わりに、元僕の部屋の電気が点いている。
 
嫌な予感..
 
チャイムを鳴らして入っていく。
元僕の部屋の戸は閉まっていて、電気だけが点いている。
そして、冷蔵庫が全開で、母の姿がない...
 
なんで?
 
卵をパックごと落としたようで、床が大惨事になっている。
 
母はどこ!?
 
母の部屋を見ると、母が何かを手にこちらに向かっていた。
 
「おう。来ましたよ?」
 
「あ、おつかれさん..ちょっと、大変なんよ。」
 
うん。そりゃ見たら分かるけど、
まずは補聴器をしないと、話しにならない。
 
補聴器を着けて、話を聞く。
 
「いつから補聴器は外れとったん?」
 
「デイにおって、リハビリの時に引っかけて..」
 
「スタッフさんに手伝うてもらわなんだん?」
 
「うん。もう帰り際じゃったけん、もうええわい思うてね..」
 
「電話がでんきと困るけん、外れたら、必ず着けてもろてくださいね?」
 
「はい。そうします。」
 
 
さて、卵の始末をせねば..
 
母手に持っていたのは雑巾。
 
それをもって立ち上がろうとすると、よろけて転びそうになる。
ちょっと様子を見ていると、足元がフラフラで、すぐに転びそうになる。
 
今日もどうしたの...
僕のメンタルが追い付かない。
 
座っておくように言っても、大人しく座ってくれる母ではない。
「掃除しないと..」
「ご飯の支度しないと..」
と、必ず立って歩きだす。
 
「卵は僕が掃除しとくけん、晩ご飯のお支度お願いしますね。」
 
「うん。そうしょうかね..」
 
とは言え、後ろに立って付いてないと、転びそうで怖い。
 
「今日はもう、ハガイたらしいんよ!」
※ハガイたらしい = 歯痒い、腹が立つ、イライラする..などかな?
 
「どしたん?」
 
母を支えたり、掃除をしつつ聞いてみる。
 
「帰ってきたら、女の子がズブ濡れで寝よってね、
そんなとこでそんな恰好で寝よったら、風邪引くけんこっちにおいで..
言うんじゃけど、来んのよ。」
 
「気にせんでええけん、こっち来て、おばちゃんのお布団にお入り
言うても動かんし、もう何言うても、いう事聞かんのじゃがね!」
 
話しつつ興奮してくる母。
 
良くない。
前もこれで、ちょっと大変な事になった。
 
落ち着かせねば..
 
今日のフラつきは、イライラで血圧が上がったのが原因のような気がする。
母は、通常は130前後くらいだけど、たまに200くらいまで跳ね上がる。
昔から、そんな時は、必ずふらつきが出ている。
 
きっと今、血圧が高い。
 
はい、強制退去!
 
「今日は足元が怪しいみたいじゃけん、転んだらイカンけん、
ちょっとこっちで座って、休んどってくださいや。」
 
手を引いて部屋に連れて行き、座ってもらう。
 
おかずを温めつつ、床掃除しつつ..
床は拭いたし、タイルカーペットもある程度掃除したけど、
完全に取り切れない。
タイルカーペットは土日で洗おう。
 
母が休憩している隙に、元僕の部屋を見に行くと、
押し入れの物が色々と引っ張り出されて、大変な事になっていた。
正に、泥棒に荒らされたような部屋。
 
なんで...
 
大慌てで、ざっくりと片付けて、なんとなく元の状態に近づける。
 
幻視ちゃんが寝ていたのは、元僕の部屋じゃないのかな。
母は幻視ちゃんを、自分の部屋に連れて来ようとしたんだけど、
幻視ちゃんと思って持ったのは、押し入れの中の箱だったり、
衣装ケースだったりしたんじゃないかな..
 
昨日、この部屋はもういいやと思って、頻繁に散らかる母の横の部屋に、
カメラを移動させたところなのに..
 
なんでこんなタイミングで..
 
 
ざっくり片付けが終わり、台所に戻ると、母がご飯の支度をしていた。
 
「綺麗にしてくれて」
 
「なーんも。」
 
落ち着いたようだけど、まだよろけるので、母を支えつつお手伝い。
 
「なんかフラフラする..」
 
「いつから?」
 
「デイの時には、どーもなかったんじゃけど..」
 
気分が悪いとか、頭が痛いとか、そんな症状はなく、眩暈も無いらしい。
やっぱり、興奮して血圧が上がったんだろうな。
 
 
母に夕食を食べてもらいつつ、デイの楽しい話で落ち着いてもらう。
 
今日は、お友達はお休みだったけど、先週か先々週に
車で横に乗って、色々お喋りした人が、隣の席になったようで..
 
「私も〇〇さん(母)の隣がええわい..言うてくれるんよ。」
 
「人気者じゃな(笑)」
 
あーだこーだと、楽しそうに話してくれているうちに、
顔つきも少しずつ、柔らかくなってきた。
 
そして妄想トーク..
 
「どんよに言うても言う事聞かんけん、もう放っとこ思て..」
 
「うん。それがええわい。」
「気に掛けよったら、色々してくれる思うて、親が何にもせんなるけんな。」
「放っといたら、そのうち諦めて来んなるかも知れんな。」
 
「ほうじゃろか..」
 
「女の子も、親も、見えても知らん顔して無視しよったら、諦めらい。」
 
「ほじゃけど、子供に罪はないけんねぇ..」
 
ああ..
そこで仏心出しちゃダメなんだって...
 
「それは分かるけど、そうやって構いよったら、向こうは調子に乗るけんな。」
「婆さんがしてくれるけん思うて、親が何にもせんのかも知れんよ?」
 
「ああ、それもそうじゃあねぇ..」
 
今日のブロ友さんの記事にも書いてありましたが..
 
母も、納得したような感じではあるけど、納得してないと思う。
 
・見えても無視する
・ずぶ濡れになっても、怪我して倒れていても、それは演技だから、相手にしない
・向かいの家に言いに行くと、言い掛かりつけられるといけないから、行かない
 
と、話しておいたけど、さて、どうかな。
 
 
今日も景色の幻視は相変わらずで、デイから帰ったら、
うち以外は全部崖で、そのウチも、半分壊れていたらしい。
 
「今は目の調子が悪いけん、そんよに見えるんよ。」
「ほじゃけん、外見て、景色がいつもと違う思たら、家から出られんよ?」
 
「ほうじやね。」
 
「帰れんなってもイカンし、ミゾに落ちてもイカンしな。」
 
昨日、ヘルパーさんに連れて帰ってもらった時も、
全然違う景色になっていて、家が分からなかったらしい。
 
危なかった..
 
 
もう、今週は火曜日から3日連続で、いろんな事があり過ぎて、
頭もメンタルも追いつかない。
 
今日も話したけど、母の頭の中には、お友達の事が引っ掛かっている。
 
膵臓がんが見つかったと、手紙が届いてから、
母は何度も電話をしているけど、1度も繋がらず、
折り返しの電話も無いらしい。
 
その「手紙」が来た辺りから、母の様子がおかしい気がする。
 
今日も
 
 〇〇ちゃん(お友達)もう死んどるんじゃなかろか..思わい
 
と、寂しそうな、悲しそうな顔をしていた。
 
やっぱりこのストレスが、心理的に影響が大きいのかなぁ..
 
景色の幻視が多いのは、眼圧や目の影響だと思うけど、
母の様子がおかしいのは、お友達のストレスの影響が
少なからずあるような気がする。
 
 
何とかしてあげたいけど、どうにもならないジレンマ。
楽しく楽しくお話して、色々笑ってもらって、
少しでも気分を紛らわしていこう..
 
明日は母はお休みDayで、何の予定もない。
 
仕事から帰ったら、また衝撃的な事になってそうだけど、
僕が凹んでいても仕方ないので、頑張らないとね!
 
 
 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

 
アメブロおまかせ広告