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【天 気】晴れ 時々 曇り ※朝の天気
【月 齢】11.6 / 若潮
【認知症】不調  ※朝の様子
【妄 想】通常? ※朝の様子
 
続きです。
 
 
 
今日は、予約時間が1時間早い。
 
帰りも早いのかなと思っていると、待てど暮らせど電話が鳴らない。
今まで帰っていたであろう時間を過ぎても、電話が鳴らない。
 
何かあれば電話が入ると思うので、便りが無いのは元気な証拠と思いたいけど..
 
コンビニに寄りたいみたいな事言ってたな。
 
 コンビニに寄って、帰りに転倒とかしてたり..
 交通量が多い道路だから、車に撥ねられてたり..
 
今朝も色々怪しかったので、気になって、
11時に母に電話をしてみた。
 
20回程度鳴らして、やっと出たけど、様子がおかしい。
 
僕「帰っとった?」
 
母「近くまでは帰っとるんじゃけど..」
 
僕「え?帰ってないん?」
 
母「家よ」
 
僕「あ、家に着いたとこ?」
 
母「いやぁ、ぐるぐる歩きよるんよ。」
 
あれほど車を降りるなと、あれほど電話して来いと、
何度も何度も言ったのに..
どうしていつも肝心な時に電話をしてこないのか..
 
 
話しを聞こうとしても、話がまともに通じない。
タクシーの様子を聞いても、話が二転三転する。
色々聞いて想像すると..
 
・初めて乗るタクシーだった(いつもと違うタクシーだと思う)
・地図を見せて『着きました』と言われても、違うと思ったので
 「ここじゃない」と答えた。
・タクシーが周囲を走ってくれたけど、どうにも着かないので
 「ここで良い」と車を降りた。
・どこにいるのか分からなくなって徘徊
 
という事らしい。
 
僕「何が見える?」
 
母「何言うて..わからん。」
 
僕「どんな家が見える?」
 
母「どんな家...わからん。」
 
僕「どんな色の建物が見える?」
 
母「色...ちょっと分からんねぇ。」
母「家の近くには居ると思うんよ。」
 
隅に寄って、その場から動かないように強く強く言って、
職場に事情を話して、急いで向かう。
 
もう生きた心地がしない。
 
実家までもう少しと言う所で、電話が鳴った。
帰ったのかな?
 
母「お肉屋さんがあろ?あれが見える所までは来たけど、
もう景色が変わってしもとって、この辺がこんなに変わっとるとは知らなんだ。」
 
いや、動くなとあれほど言ったのに..
 
電話で、その場から動かないように何度も何度も言って、電話を切る。
 
お肉屋さんが見える、通り沿いには居なかった。
実家に車を停め、母が言った景色が見えるであろうと頃に行くと...
 
 いた!
 
ガタガタ震えながら立っていた。
 
力が抜けて、倒れそう...
 
 
とりあえず母の手を引いて、家に向かう。
 
近所の人が何度か声を掛けてくれたらしいけど
 
 大丈夫です
 息子を待っています
 
とお断りしたらしい。
 
連れて帰って貰えば良いのにと思うけど、
「家が分からない」とは言えないんだろうな..
 
 
家に帰って、様子を聞く。
 
母はしきりに、運転手さんが分からなかったと言っているけど、
整理すると、先に書いたような感じで、母の幻視が原因..
 
どうしようかと散々迷ったけど、しばらくお説教。
母が自分を責めない範囲で..
 
・家じゃないと思ったら、タクシーを降りずに僕に電話
・家の前以外では、絶対にタクシーを降りない
・もし家が分からなくなったら、絶対に歩き回らない
 
と、言葉を選んで昏々とお説教。
 
僕「これが約束できなんだら、ちょっと色々考えないかん。」
 
母「うん..」
 
母「もし守れなんだら、僕が仕事を休んで迎えに行くか、
介護タクシー頼むか、病院を土曜日にしてもらわないかんなるよ。」
 
母「はい..」
母「もう、こんな事はしたらいかんなと、思いよります。」
 
物凄く心配した事、生きた心地がしなかった事など
僕の心境を絡めて話したので、少しは響いてくれてると良いけど..
 
ま、事ある度に言って聞かさないと、
多分また、同じ事をやる。
 
 
色々話していると、しきりに膝を気にする母。
随分歩いたはずなので、膝が痛いのかな?
 
僕「膝痛いん?」
 
母「ちょっとコケてね..」
 
えー!聞いてないよ!
 
見ると少し赤くなっている。
少し熱を持っているけど、腫れては無さそうだし、
曲げたり伸ばしたりしても、痛みは無さそう。
 
腰も大丈夫っぽい。
 
僕「念のためにレントゲン撮ってもらう?」
 
母「いいや、大丈夫」
 
今は大丈夫でも、時間が経てば分からないので、
またしばらく、状況注視、要経過観察。
 
一応湿布を貼っておいた。
 
杖や歩行器を持って行くのをイヤがるからなぁ..
 
 
お湯が沸いたので、コップに入れて母に渡す。
 
母「あ、コーヒー淹れよわい。」
 
呑気だな!
 
僕「仕事飛び出して来とるけん、もう戻ろわい。」
 
母「コーヒー飲む間は無い?」
 
寂しそうな顔をする。
ズルいなぁ..
 
とは言え、今日はダメ。
今日は甘やかさない。
 
僕「うん。なにもかも放ったらかしで出とるけんな。」
僕「また頂きましょうわい。」
 
 
母の、寂しそうに座る背中を見て、仕事に向かいました。
 
 
もうほんと、勘弁してもらいたい。
 
いつかこの日が来ると思っていたけど..
とは言え、そう思っていながら、今まで母に任せっきりにしていた
僕が一番悪いのですが..
 
 
たちまちは、イマドコとかGPSとか、できる対策をしておこう。
折り畳み自転車欲しいなぁ..
 
通院日を土曜日に変更してもらいたい。
前回も前々回も、色んな方が反対するんですよね..
 
ま、母が主体で、母のできる事を取り上げずに、
頑張ってもらう事には賛成だけど、危険を伴うのはちょっと..
 
というか、予約時間を一方的に1時間早めて、
調子を狂わすくらいなら、土曜日に変えてくれても
良いんじゃないかな。
 
 
母は、自分で感じている以上に疲れているだろうから、
午後からはお昼寝かな?
 
シッカリ疲れを取って欲しいけど、またグダグダになるかな..
ま、家の中でグダグダになるのなら、この際少々良いか。
 
 
夕方、足腰に痛みが出てなければ良いけど..
 
 
夕方の様子はコチラ → その後の様子
 
 

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