ご訪問ありがとうございます。
 
【天 気】晴れ 時々 曇り ※朝の天気
【月 齢】11.6 / 若潮
【認知症】普通? ※朝の様子
【妄 想】通常? ※朝の様子
 
今日はいつもの通院日。
 
幾つか変更があったり、急に寒くなったり、
帰りにコンビニに寄ってみようかと言い始めたり..
 
過保護で心配性な僕としては、いつも以上に色々こわい。
 
でも、休めと言う訳にもいかず、今朝も7時25分に実家に到着。
せめて、認知力が上向いてくれてると良いんだけど..
 
 
玄関の鍵を開けて、母の部屋に行くけど、いない..
あれ?また??
 
どの部屋にも居ない。
あれ?と思っていたら、トイレで物音がした。
 
母は既にトイレから出ていたけど、僕に気付いていない。
 
一度玄関に降りて...
 
「おはようさん。来ましたよ?」
 
「はーい。ちょっとトイレから出た所なので..」
 
余所行きの声。
僕だと分かってないかな?
 
振り返る母。
僕の顔を見ても、分かってないようで..
 
「はい。すみません、お待たせしました..」
 
まだ余所行きの声。
補聴器をしてないようだったので、大きな声で..
 
「僕ですよ?うずらですよ?」
 
えっ?と言う驚きの顔の後、しばらく沈黙。
僕の顔をじっと見て..
 
「トイレ行っとったんよ。」
 
あ、普通の声に戻った。
 
 
今朝の母は、着替えは出来ていて、朝食も済んでいたけど、
病院の支度も全然できていなかった。
 
何はともあれ、まずは補聴器。
いつも仕舞っている所から補聴器を出して、母に渡す。
 
「はいっ、頑張ってみましょう。」
 
左は案外すんなり入った。
右も、最初は迷っていたけど、なんとか自力で着けられた。
 
今日は久し振りに、両耳OK!
 
 
ドタバタと支度を整えて、そろそろ出発。
 
「ちょっと待って」
 
「うん」
 
お昼のお薬の準備と、念の為の戸締り確認をしていると、
玄関の方から母の声が聞こえてきた。
 
「出る時には鍵掛けとってやね」
 
あー、はいはい。
でもちょっと待って..
 
「ちょっと待って」
 
「はいはい」
 
聞こえたのかな..
 
 
玄関に向かうと、母が元僕の部屋を見ている。
 
「いま、『ちょっと待って』言うたんは、アンタが言うたん?」
 
「ほうよ。ほしたらそろそろ行きましょうかね。」
 
僕の部屋を見たまま
 
「ほしたら、おばちゃん行ってくるけん、出る時には鍵だけ掛けとってね。」
 
あー..幻視ちゃんに話し掛けてたのか。
困ったな..
 
「うん。大丈夫。家の中はだーれもおらんよ?」
 
ちょっと否定してみる。
 
「ほじゃけど、今まで歌うたいよったんよ?」
 
ごにょごにょお経を唱えられるよりは良いけど..
なんか色々複雑。
 
玄関を出て僕の車を見ると
 
「ああ、車で迎えに来たんじゃね。それで先に乗って帰ったんじゃ。」
 
いま、幻視一家が住んでいる家は、コロコロ変わって安定しない。
本宅は向かいの事が多いけど、遠くに行ったり、家が無くなったり..
 
ターゲットが変わってから、母の妄想も迷子状態。
 
 
病院に行く道中でも、妄想トークが多い。
普通の話をしていて、突然切り替わるので、話に付いて行くのが大変。
 
「車が冷えとるけん、なかなか温もらんなぁ」
 
「寒いけん冷える方が早いね」
「学校には行ってないんじゃわい」
 
「あー..」
 
「親の仕事場に、子供見てくれる所があって、そこに連れて行きよるんじゃわい」
 
「あー...」
「ほじゃけど今日は、天気がええんか悪いんか、よう分からんなぁ。」
 
「雲行きが怪しいね。」
 
その後は普通に雑談。
頭の中で、泥棒一家の事を考える時間が長いんだろうなぁ..
 
金曜日、丸々1日何も予定が無いのも、良くない気がする。
金曜もデイに行って気分転換して欲しいけど、
 
 まだ早い。
 もうちょっと弱ってきたら考える。
 
と、やんわり拒否されるし..
 
 
色々話していると8時になり、病院が開きました。
鍵の開け方、地図の事、タクシーの事、色々念押しして、母を降ろす。
 
母が病院に入るのを見届けて、僕は仕事へ..
色々怪しいけど、大丈夫かな。
 
 
 
 

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