2019年11月24日幽界訪問から。

 

 幽界でS先生は企業の社員として新人教育の指導者をしていた。その彼女が辞めたいと言う。いわば、引き抜きのような他者への就職である。上司が彼女に本当かと詰問していた。ではと、他の社員にも不信に思ったのか、辞めるのかと質問をし始めた。私の番になり、私はそんなことはないと否定した。S先生の件のとばっちりである。

 

 学校で働いているS先生の進退の問題は、実際に起こりうるかもしれない。彼女の居心地は側で見ていても良さそうだとは言えない状況だと思われた。年齢的に定年も近いので、それまで我慢するかどうか?彼女の心の中を見せられた感じだ。色々計算して頑張っているのであろう。今回は彼女の未来を比喩的に見せられた可能性がある。

2019年11月14日の幽界訪問から

 

 カニ工場を見学した。ここでカニを食べながら一杯やろうかと思って中に入る。中ではたくさんの見学者が試食のカニを食べていた。写真を撮って良いかと聞くと係の人にOKと言われたので、何枚か撮ったりした。そうこうしているうちに試食のカニが無くなってしまい、食べることができなくなってしまった。すると工場の社長はタコのような切り身を食べてみないかと言って、お皿に出してきた。しかし、とても硬くて食べられるようなものではなく、味もしない。味気ない不味いものだった。

 

 幽界人は徐々に食べる習慣がなくなってくる。それは肉体が無いためである。排泄もしないし、睡眠を取る必要もない。そのことも影響して幽界の産物は創造の産物なので外観は地上の物とよく似ているが、味については地上人が食べるには味気ない上手くない物が多いようだ。期待しないほうが良いと思われる。

2019年11月24日の幽界訪問から。

 

幽界の家で女性たちが4人で楽しそうに働いていた。中に義母もいた。漬物作りである。他の人たちは誰だかわからなかったが、亡くなった人たちであろう。義母は幽界で元気に生きていた。皆若々しい中年といった感じだった。義母も生前の一番充実した頃の姿だったかもしれない。

 

幽界では故人に自然に会える。まるで地上で生きている時のような元気な姿で。

2019年11月8日の幽界訪問から。

 

 たくさんの人が老人を中心に集まって発表会をやっていた。曲に合わせてダンスをするのだが、衣装が人は下半身が下着姿になる。恥ずかしいのでテーブルに張り付いてごまかす。皆さんダンスが上手い。ジルバやルンバを楽しそうに踊られていた。素晴らしい衣装や歌で大爆笑だった。「Down Town」というシュガー・ベイブの昔の曲を「さんざん」と替え歌にして歌っていた。

 

 ここは地上に近い幽界の介護施設である。まだ死の自覚のないまま皆ここで楽しんでいるようだった。私もそっと仲間入りした。1970年代から1980年代のポップスで青春時代を過ごした私に近い世代である。やがて肉体が地上から離れた事を思い出し、皆どんどん若返って青春時代の姿に戻って山下達郎の若い頃の曲を歌い出すのかもしれない。しばらくどうぞお楽しみください。

 

2019年11月6日の幽界訪問から。

 

 その施設は病院と学校が一体になっている。小中高と大学まである。売店があり、花も売っている。6階建てで長く複雑な施設である。売店の中年の女性が私を気に入ったらしく、案内をしてくれた。私は大学の講義に出ているところだったが、色々見せてもらう。「もう戻らなくても良いのか?」と聞くと「では、とにかく休ませて」と休み時間らしく疲れた顔をして彼女は話していた。地上では見たことのない方だった。

 

 幽界では未来形の施設もよくある。病院と学校が一体というだけでなく、介護施設や保育園や幼稚園もある。揺り籠から墓場まで一貫した集合施設ということであろう。これも地上人へのシミュレーションの一つである。

2019年10月26日の幽界訪問から

 

 友人たちと宿泊施設に泊まる。研修型である。入館してから中を見学していたらお土産をもらった。いくらでも持って行っても良いという。中を見ると子供用の衣類がいくつか入っていた。食べ物とは限らない。皆、自由に持っていった。会館の職員が袋を用意してくれた。食事をする部屋に移ると人がたくさん集まっている。知っている人は見かけないので、先ほど知り合った人たちとテーブルに着いた。皆楽しそうだ。ある女性から歯内療法(歯の根の治療法)について聞きたいと言われた。専門用語を使っているので、多分、歯科医師だろうと思ったが、少なくとも私が歯科医師だと知っているようだ。たまたまテーブルで隣になった人が技工士だと言うので、話が進んだ。彼は私の顔を見てアストラル体レベルの異常を指摘した。左上の奥歯の指摘があったが、時々症状が出るからだろう。

 

 ここは地上では見たことのない人がほとんどだったが、皆楽しそうだった。もちろん無料なのだが、土産はいくらでも持って行って良いと言うのはありがたい。ただ、地上へは持っていけない非物質の土産である。多くの人は地上人で私と同様に体外離脱して来ている。日本だと夜の時間だ。

2019年10月12日の幽界訪問から。

 

 見知らぬ町を散歩している。公園に行った。山のような大きな公園。石碑があった。地上の誰かを祀ったものだった。そこから裏山に出ると。素晴らしい景色を臨むことができた。夕方のような感じで幽界上層かと思われる。あまりに綺麗なのでしばらくそこに佇んでいた。ただ、そこから少し歩いて下を見ると斜面になっていた。そこから急な崖になっていて恐怖心が湧いてきて、すぐに公園内に戻った。そこの崖は数百メートルあっただろうか?

 

 美しい景色と高所恐怖を感じる景色と裏腹な世界を同時に経験した。ともに地上では経験できないスケールの景色であった。訪れた公園は異次元へのり口となる公園だったと言えるだろう。

2019年10月5日の幽界訪問から。

 

 地上人である二人の女性医師の話を聞いた。S先生が私の左にいた。右側はI先生だ。心霊的な話になり、S先生が興味をしまた。それが私の趣味だと言って説明したら、感心していた。地上では果たしてどうかわからないが、そういった素質をS先生も持っているかもしれない。非科学に対する関心である。

 

現実には、こういったスピリチュアルな話に医師で関心を示す人は少ない。心霊的な話は頭から受け入れない医師が多い中で、嬉しい限りである。あくまでも趣味として関心を示してくれれば良いのである。

2019年10月3日の幽界訪問から。

 

 宇宙船で未知の世界へ旅に出る。船内は地上からの私と友人と二人。時々揺れて不安になるが、安定して走行していく。外は漆黒の空間である。何か試されているような体験をした。進む道は未知であるが信じるしかない。後戻りはできないと感じた。

 

 幽界は地上より多くの未知の世界が広がっている。より多くのスピリットが存在し、それぞれの生活を楽しんでいるはずだ。ヘミシンクのロバート・モンローは、死後の話として幽界の地図を作成しているそうだが、多くの未知の世界が広がっていることを裏付ける話の一つである。宇宙船での船出は幽界の未知の世界への探検を意味すると思われる。

2019年9月28日の幽界訪問から。

 

たまたま幽界のパチンコ店に入った。私が学生の頃にやった旧型のパチンコ台が並んでいた。右端のパチンコ台に座った。何気なく自動ハンドルを回すと3個銀色の玉が出て、クルクルと動き出した。隣の人が不思議そうにこちらを見ていた。多分玉を買わないで動かしたからであろう。何となくバツが悪くなって、しばらく下を向いて座っていたが、そのままそこから立ち去ることにした。そこは暗いパチンコ店で10人ほど人がいて、黙々とやっていた。係員もいるのかいないのかわからない不思議な空間だった。

 

そこは幽界なのでパチンコ玉を買わなくとも意念で玉を具現化することができる。ここにいる人たちは自分が死んだことを知らずにいる人たちなので、私の行為が理解できないのであろう。通常の物理法則が支配する地上だと誤解しているのである。死後最初に立ち寄る世界が幽界という世界であるということを生前に是非頭に入れておいていただきたい。地上にそっくりに見えるが、実はそこは幽界という非物質世界なのである。いずれ幽界の体験が死の自覚に結びついていくのであろうけれど。