5687 江波山気象館 | トリトンさんのひとりごと

トリトンさんのひとりごと

歳甲斐もなく、シンガーソングライターのYUIさんが好きです。その他、トリトンさんが好きなこと、見たこと、感じたこと、味わったことなど、テキトーに書きますヨー。

今日は江波山気象館に行ってきました。
 
 
ずっと行きたいと思ってて、
「ま、いつか行く機会があるじゃろ」とか、
「子供が興味を持ち始めたら連れてってやろう」
て先延ばしにしていました。
 
本当に何十年か越しの思いが実りました。
結局、誰と一緒とかでなく1人でしたけどね。
 
建物は昭和9年に建てられた鉄筋コンクリート製で、
昭和62年に移転するまでは広島地方気象台でした。
(広島市重要有形文化財)
 
戦争の色が濃くなってからは、
鉄筋コンクリートの建物は造られなくなったため、
戦前の鉄筋コンクリート製の建物としては、
ほとんど末期の建築物です。
 
 
玄関上の窓台も玄関の柱も、何かモダンでお洒落です。
 
中に入ると、
玄関ホールのステンドグラス
 
その奥には、
重厚な石階段
 
踏板部や手摺りは、いかにも使い込んだ感じを
ありありと見てとることができます。
 
 
天井の垂れ壁の細工や窓の形もお洒落。
 
観測塔
 
階段の下が丸みを帯びてたり、
三角の穴を装飾してたり、
気象台として造られたにしては凝ってます。
 
 
ただ、広島という土地柄、
原爆の被害は免れませんでした。
 
被爆壁
北側の壁は原爆の熱戦で焼かれ、
窓枠は爆風で曲がってしまいました。
 
ガラスが刺さった壁
ガラスは部屋に飛び散り、
今でも天井に近い所に刺さったままになっています。
 
爆心地からの距離は約3.7km。
 
気象台は大きな被害を受けましたが、
大怪我をした台員はいたものの全員無事。
 
一部の壊れた計器を覗いて、
使える計器で観測を続けたそうです。
 
 
台員が記した原爆の記録
 
“欠測は絶対にしない!“という強い信念。
頭が下がる思いです。
 
 
気象台としての役目を終え、
現在は気象がテーマの博物館。
 
子供たちが喜びそうな体験展示も多数あります。
 
雷実験装置(大きな音がします)
 
台風体験装置(台風ほどの風は出ません)
 
豪雨・暴風疑似体験(画面上)
 
身体が伸びたり縮んだりする鏡
 
強風を体験できる装置もありました。
 
 
これにはびっくりです。
広島に1年間に降った雨量の見える化
 
大正12年が断トツ!
他を寄せ付けず、2540.9mmも降ってます。
 
広島豪雨とか西日本豪雨の年かと思ってましたが、
その年は上の全体写真の中の右2つで、
年間雨量としてはぜんぜん多くありませんでした。
 
最近は一気に大量に降りますからね。
 
 
時間があったら山を降りて江波散策でも、
と思っていましたが、
思いのほか気象館が楽しく長居してしまいました。
 
 
なので近くの江波山公園をちょっとだけ散策。
 
面白いトイレがありました。
 
半球体の造りで、切った側が入口になってます。
 
正面の電灯の下にあるのは、磁器製のお皿?
 
中の壁には、タイルのモザイクアートで、
虹が描かれています。
 
なぜこのようなデザイン、形にしたのか、
デザイナーの解説が聞きたくなりました。
 
 
てことで江波山気象館、堪能しました!
入場料100円以上の価値は十分あります。
 
気象に興味がない人も楽しめますので、
ぜひぜひ行ってみてください。
 
 
 
ではでは、アデュ〜ィ!
 
 
 
P.S
 
午後からは夏タイヤに交換しました。
 
ちょっと早い気もしましたが、もう降らないでしょう。
 
降ったら諦めて休みます。笑
 
 
その後は、2週間ぶり?のウォーキング。
 
 
 
海田市駅の寒桜は、もう8分咲きくらいになってました。
 
確実に季節は進んでいます。
 
明日は雨か…
 
 
では、アデュィ!