2009年夏、
九頭竜湖駅(越美北線)から
美濃白鳥駅(長良川鉄道、旧・越美南線)まで歩きました。
かつて、大野市(福井県)と白鳥町(岐阜県)を
結んでいた国鉄バス路線です。
その時は、長良川鉄道で美濃白鳥駅から「北濃駅」まで移動、
大野方面に向かう途切れた線路を見て、ある計画を立てました。
その計画とは、
北濃駅(旧・越美南線)と九頭竜湖駅(越美北線)間の未成区間を歩くこと。
COVID-19 対策の外出自粛のため 2年ほど遅れましたが、
今回(2022年5月19日-20日)、計画を実行 !!
前日は、大垣駅前のホテルに泊まり、早朝、美濃太田駅に移動。
長良川鉄道に乗り換え、終着の「北濃駅」に向かいました。
到着後、12時34分発の列車を見送り、
駅舎内の「北濃駅食堂」で
“みそカツ定食(1000円)”で腹ごしらえ。
13時15分、「北濃駅」を出発。
左折して、宿泊予定地の「石徹白(いとしろ)」に向かいます。
こちらは、長良川に注ぐ清流。
約1時間歩いたとき、分かれ道の所に“阿弥陀之滝”の表示板。
迷いましたが、せっかくなので、ちょっと寄り道。
★動画もお楽しみください♪★
結局、再出発は、14時45分。
“阿弥陀之滝”の広い駐車場から見上げると、
これから越えなければならない檜(ひのき)峠は、はるか上。
大垣で買った地酒2本(約2.5kg)の入ったリュックが
肩に食い込みます。
ヘアピンカーブの急こう配を、一歩ずつ一歩ずつ。
16時45分、峠を上り切りました。
ここからはゆるい下り坂。
急こう配の上りの後だけに、ここからはかなり楽。
そして、寄り道時間を除けば、ほぼ予定通り。
18時に宿泊予定の民宿に到着。
夕食をいただき、お風呂に入って寝ました。
翌朝、石徹白(いとしろ)の在所を30分ほど散策。
これが、豊富な農業用水を利用した小さな水力発電機。
8時30分、ゴールの「九頭竜湖駅」に向けて再出発。
石徹白の在所を過ぎると、道路幅が狭くなります。
九頭竜川の源流「石徹白川」を左手に見ながら、下ります。
道路に沿った石徹白川の渓流は、とてもきれい !!
狭い道路も、ほとんど車が通らないので、問題はありません。
逆に、車が通らないので、もしもの時が心配 !!
標識がないけど、ここは左折、それとも直進 ?
YouTube動画で、このコースを確認していたので、
それを思い出しながら直進。
クマとの遭遇がないことを祈りながら・・・
10時、予定時間通り、石徹白ダムに到着。
ここで、15分ほどダムの様子を撮影。
★動画もお楽しみください♪★
10時43分、前坂キャンプ場(家族旅行村)に到着。
ここから九頭竜湖駅までは路線バスがありますが、
トコトコ歩き続けます。
10時57分、和泉スキー場入口に到着。
石徹白からは、だいたいの半分地点です。
11時30分、「天狗岩」に到着。
ここは、大野高校の先輩 “清水国明(あのねのね)”さんから
聞いたことのある場所。
近くのキャンプ場にいた地元のお兄さんに案内していただき、
その「天狗岩」へ。
いゃあ、これは、少年の度胸試しにぴったり !!
夏なら、飛び込んでみたかったなぁ・・・
11時50分、再び歩き始めました(あと1時間 ?)。
ゴールまで、あと600m。
そして、13時に、ほぼ予定通りに「九頭竜湖駅」に到着。
“幻の越美線”未成区間を完歩 !!
駅近くの道の駅とコンビニで、
名物“まいたけ弁当”と冷たいビールを買い、
駅舎内で“ひとり祝杯”。
寄り道時間を除けば、
全行程を7.5時間で歩いたことになります。
もし、荷物がもっと少なく、途中で写真撮影などしなければ、
7時間で歩けることが分かりました。
2009年夏と今回の経験から、
岐阜県と福井県の間を徒歩移動する場合、
岐阜県側(北濃駅)から出発する方が楽です。
疲れてからの急な下り坂の方が、きつい。