出雲大社の玄関だった「大社駅(出雲市)」、大切に残されています(2017年) | 夢見る“乗り & 撮り鉄❤日記”

夢見る“乗り & 撮り鉄❤日記”

古川 amor 望夢のブログへようこそ !!
ブログ開設は、2008年9月12日、
日本だけでなく,海外の鉄道も紹介してます.
掲載記事は750件を超えており,貴重な写真も少なくありません.
ぜひ,お楽しみください !!
※福井県大野市出身、金沢市在住

1973年の春.

大学生時代に暮らしていた金沢から,急行「大社」に乗り,倉吉線のC11撮影に出かけたことがあります.

急行「大社」は,

名古屋から来る急行と敦賀駅(福井県)と連結し,

小浜線に入り,日本海に沿って出雲まで西に向かうというもの.

この「大社駅」は 2代目で,

1924年に改築された純日本風の木造平屋建て.

駅舎内に入ると,タイムスリップします.

1990年当時の鉄道運賃表示板も残っています.

山口までは3,810円(普通乗車券).

2017年現在は,10,150円です.

大社駅は,山陰本線からの盲腸線の終着駅.

線路の向こうが出雲大社です.

駅構内に,D51 774号機が保存されていました.

本機は,1942年製造で1975年に廃車.

 

その後,出雲大社神苑に保存されていましたが,

2001年に現在地に移転したとのこと.

保存状態はあまり良くはありませんが,

ホームに停車というものは見たことがないので,貴重です.

100年近く前に建てられた駅舎,

冬の雪にも負けないで,当時の姿を残してくれています.

駅の事務室は,喫茶店になっていました.

お店の方のご厚意で,撮影させていただきました.

こちらは貴賓室.

観光案内所の窓口も,時代を感じさせてくれます.

清算所も,出雲大社を模した造り.

開業当時の時刻表も,そのまま掲示されています.

すべて普通列車の時刻.

駅舎を出たところにも,時代を感じさせるベンチがあります.

ホームには,ウサギのイラストが描かれた踏台も・・・

大切に残したいと願う,駅舎でした.