2016年4月14日21時25分頃,東京出張の帰り,職場敷地内を自転車で走行中,道路脇の樹木から,鳥の声が急に大きく聞こえ,次の瞬間,地面が大きく揺れました.
それが,熊本を震源とする連続地震の始まりでした.
16日の朝までに,震度6を超える強い地震が7回.
深夜,揺れで目が覚めました.
この地震は,熊本市内だけでなく,南阿蘇地区にも,大きな被害をもたらしました.
地震発生から2カ月後(6月),たまたま熊本方面に行く機会があり,南阿蘇地区に足を延ばしました.
阿蘇神社の石塀が、崩れていました。
地震で,豊肥線は,肥後大津から豊後萩間,運行不能.
どんな状態なのかを確かめたく,宮地駅.内牧駅,そして,赤水駅を訪ねました.
そこには,2カ月以上,動かないままの車両が,ポツン・・・と停車していました.
代行バス終点の宮地駅を除いて,内牧駅と赤水駅の駅舎は,閉じられたまま.
入口には,駅舎損傷の危険があることを知らせる貼り紙も・・・
雨が降っていたこともあって,一段と,さみしさが募ります.
7月9日,豊肥線は,豊後萩駅と阿蘇駅間の運行は再開.
でも・・・2016年12月5日現在,肥後大津駅と宮地駅間は,バス代行運転のまま・・・
阿蘇大橋付近の大規模な土砂崩れなどで,阿蘇駅と肥後大津駅間27.3kmの復旧の見通しは立っていません.
大分県と熊本県を結ぶだけでなく,海外からのお客様にも喜んでいただける大切な路線,一日も早い運行再開を祈っています.