四国・松山から宇和島に向かう予讃線.
途中の向井原駅と伊予大洲駅間は2ルートあります.
いつもは特急が走る内陸ルートを利用していますが.今回,海岸線(伊予灘)を走るもう一つのルート(旧線)を選びました.
●予讃線「向井原駅」 2015年6月
●線路が分かれ、中央の線路を進みます.後方は「向原駅」 2
あいにくの曇り空.
期待した車窓からの伊予灘の景色はイマイチでしたが,山間部を抜けた後は、高野川駅から伊予長浜駅までの海岸線を楽しみました.
●山を抜ければ… 2015年6月
途中、“日本一海に近い駅”だった「下灘駅」もあります。
●海岸線を走る 2015年6月
今回,注目したのは,伊予長浜と肱川(ひじかわ)です.
●車内の様子 2015年6月
幕末の志士「坂本龍馬」は,土佐藩を脱藩する際,檮原街道を通り愛媛入りし,愛媛・宿間から川船に乗り,大洲城を左手に見ながら肱川を下り,河口の港町「長浜」に到着した・・・とのこと.
●伊予長浜駅ホーム 2015年6月
●伊予長浜駅で停車中 2015年6月
龍馬は、長浜からは船で瀬戸内海を渡り,長州(山口県)上関に寄港,翌日,三田尻に上陸.そして,陸路で下関に移動したとされています.地図で確かめると,確かに,長浜から上関は近い.
●伊予白尾駅で、上り車両を待ちます 2015年6月
●上り車両が到着 2015年6月
三田尻から下関までの80kmは,2日かけて西国街道(山陽道)を移動していますが,厚狭(あさ)を過ぎ,埴生(はぶ)辺りで宿泊しているらしい.
●伊予大洲駅手前で2本の線路が合流 2015年6月
●伊予大洲駅 2015年6月
自身の経験ですが,21歳の夏,金沢から故郷の大野(福井県)までの約80Kmの山道を,2日かけて歩いたことがあります.
夏の日差しが強く,大変だったこと,そして,足の裏に大きなマメができたことを,はっきり記憶しています.
下関までの80km,龍馬は,どんな思いで歩き続けたのかなぁ…
今回、通った海周り路線には、観光列車「伊予灘ものがたり」が走っています。
●予讃線を走る観光列車「伊予灘ものがたり」 2015年6月
この日は、八幡浜に宿泊し、翌朝、フェリーで大分の臼杵港に向かいました.
晴れていたら、良かったのに・・・
【追加】2024年10月2日
坂本龍馬が、長浜から瀬戸内海を渡り、寄航した「上関(山口県)」です。
上関(山口県)から見た瀬戸内海、そして、四国 2018年2月