韓国の首都Seoulと地方を結ぶ高速鉄道(Korea train express : KTX)は,
現在も,工事が進められています.
SeoulとBusan(釜山)の距離は約425km.
東海道新幹線だと,東京から関ヶ原辺りの距離に相当します.
それを約2時間40分で走りますが,
同じ時間で,東海道新幹線なら,約550km先の新大阪に到着.
KTXの営業運転での最高速度は305km/hなのですが,
時間がかかる理由は,
韓国の高速鉄道が,在来線線路を共用しているからです.
日本でも,秋田新幹線は在来線を走りますが,
京釜高速線では,停車している貨物列車を追い抜くこともあります.
韓国の高速鉄道車両は,KTXとKTX-Ⅱ(山川)の2種類.
このうち,2009年3月2日に京釜線と湖南線に導入されたKTX-Ⅱは,
まあまあ快適なのですが,
フランス製KTX(1997年~2003年導入)の方は,
座席幅と前後間隔が狭く,とても窮屈な感じ.
その点,九州新幹線「みずほ」と「さくら」の普通指定席車両は,
比べ物にならないぐらい快適です.
●Busan駅を発車するKTX-Ⅱ(山川) 2014年5月
●Busan駅を発車するKTX-Ⅱ(山川) 2014年5月
●Daejeon駅を発車するKTX-Ⅱ(山川) 2014年5月
KTXにも,日本国内の新幹線同様,車内販売がありますが,
コーヒーと軽食用と,それ以外の飲料・お菓子類用とに分かれています.
●Busan駅近くの客室から捕らえたKTX 2014年5月
●KTXのコーヒー販売カート 2014年5月
●KTXの車内販売カート 2014年5月
休日だったせいか,全席指定の京釜高速線はすべて座席が埋まっており,
待ち時間が約2時間あったので,時間つぶしに,
徒歩圏内の「南大門市場」の屋台まで足を延ばしました.
市場エリアに入ると,同じような造りの屋台が並んでいます.
店自体は,風よけの透明ビニールで囲われた,
調理台,折りたたみテーブルと椅子の簡単な造り.
中の様子がよくわかります.
●南大門の屋台 2014年5月
●「透明」で「わかりやすい」南大門の屋台 2014年5月
そのうちの一軒は,メニューと価格を写真で張り出していました.
ハングルが読めないので,これは助かります.
客も一番多かったので,迷わず,その店に入りました.
「透明」と「わかりやすさ」,これが"安心"の条件です.
●夕暮れのSeoul駅 2014年5月
●Seoul駅内の特別待合室 2014年5月
その店に入って分かったことは,マネージャーの接客ぶり.
彼の動きを目で追いながら,サービス業の基本を学ぶことができました.
カムサハムニダ !!
★Seoul駅については,こちらも併せてご覧ください.
↓
http://ameblo.jp/toritetsu-nikki/entry-11573657136.html