午前5時,暗闇の中,KORAIL釜山駅前の地下鉄駅(113)に向かいました.始発電車は,5時27分,釜山駅を発車.
KORAIL釜田駅発6時10分の「木浦駅(Mokpo)」行きムグンファに乗車するためには,これに乗らないと間に合いません.
地下鉄釜田駅(120)から地上に出ると,外は明るくなっていました.KORAIL釜田(Bujeon)駅のKIOSKで,パンとコーヒーを買い,ムグンファが待つ1番ホームに向かいました.
「釜田駅」から「木浦駅」への直通列車(ムグンファ)は,一往復.始発駅は「釜山駅」ではなく「釜田駅」です.1年前,そうとも知らずに,実現できませんでした.
2度目の今回は,前日に「釜山駅」で乗車券の手配を行い,そして,ホテルから「釜田駅」までの移動時間も確認.計画通りに,「木浦駅」行きのムグンファに乗車することができました.
●「木浦駅(Mokpo)」行きムグンファ 2014年5月
●発車を待つ「木浦駅(Mokpo)」行きムグンファ
途中,順天(Suncheon)までは,1年前に通ったことがあります.ただ,その時は,馬山(Masan)から釜田までの逆コースを
暗闇の中を走り抜けたので,車窓の記憶はありません.
今回は,分岐の「三浪津(Samnangjin)駅」から慶全線の車窓をしっかり確認できました.
●慶全線に入る「三浪津(Samnangjin)駅」 2014年5月
●慶全線「北川(Bukcheon)駅」 2014年5月
●ムグンファ車内 2014年5月
1年ぶりの「順天駅」では,多くの若者が乗り込んで来ました.
彼らは「寶城(Boseong)駅」で降りたので,人気ドラマ「夏の香り」のロケ地が目的だったようです.
列車は,さらに「光州松汀(Gwangju-Songjeong)駅へと進み,そこから湖南線に入り,終着の「木浦駅」へと南下.
途中には,"夢"という字を含む駅名もありました
●湖南線「夢灘(Mongtan)駅」 2014年5月
●途中駅で停車中の貨物車両 2014年5月
そして,13時13分,湖南線最南端の駅に到着.
●湖南線「木浦(Mokpo)駅」に到着したムグンファ
●終着駅の線路止め 2014年5月
●湖南線最南端駅の石碑 2014年5月
予定では,木浦で2~3時間滞在し,名物のタコを食べようと思っていたのですが,その日に釜山まで戻るなら,14時発のKTXに乗る必要があることがわかり,急いで「龍山(Yongsan)」行きのKTX乗りました.このやり取りでは,日本語を話す韓国人の若い男性のお世話になりました.
●湖南線「木浦(Mokpo)駅」駅舎 2014年5月
●「木浦(Mokpo)駅」駅前通り 2014年5月
その男性には,乗換の「西大田(Saedaejeon)」駅で再会.
恋人らしき女性が出迎えていました.
「どうもありがとうございました」と,彼にお礼を述べ,急いで,少し離れた「大田(Daejeon)」駅に向かいました.
旅先で受けた親切,心に残ります.
「木浦駅」は,セウォル(世越)の沈没(4月16日)現場に最も近い駅です.駅前には,犠牲者を追悼する礼拝場が設けられており,冥福をお祈りしてきました.
礼拝場は,ここだけでなく,釜山駅前にも設置されていました.
●「木浦(Mokpo)駅」前の礼拝場 2014年5月
●旅のお供 KTX車内 2014年5月
★「韓国の鉄道旅」2014 part 1とp013 part 4 も併せてご覧ください.
↓