鹿児島で，気になっていた場所がありました．
薩摩半島南部の「知覧」です．
これまで，何人もの人から，「ぜひ，行ってみるといいですよ」と，勧められていました．
ご存知のように，「知覧」は，第2次世界大戦末期に登場した
「航空特攻」の発信基地があったところです．
前日の雨も上がり，薄日が差す中の訪問．
目的地が近づくと，道路の両側に並ぶ何本もの灯篭が印象的でした．
●「知覧特高平和会館」に向かう道路の両側にある灯篭
●「知覧特高平和会館」入場券とパンフレット
「知覧特攻平和会館」には，片道切符を持たされ，沖縄方面に向けて飛び立った多くの若者達の遺影と遺書が展示されていました．
●特攻隊員が出撃まで起居していた半地下式「三角兵舎」内部
●屋外に展示されている特攻隊像 502 初等練習機
2013年10月に訪問した大津島（山口県周南市）の「人間魚雷記念館」でも感じたことですが，戦争末期には，人間魚雷「回天」や神風特攻隊だけでなく，特攻用ベニヤ板製モーターボート「震洋」や１人乗り滑空機「桜花」，そして，和紙製の「気球（風船）爆弾」など，驚くような兵器が次々と考案されました．
追い詰められると，「異常」を「異常」と感じられない，また，「異常!!」と言うことができない状況になります．
●知覧は、お茶（知覧茶）も有名です
「知覧」の後は，ちょうど１年ぶりのJR最南端「西大山駅」に立ち寄りました. 1年ぶりです.
●日本最南端の「西大山駅」
●日本最南端の「西大山駅」から見た開聞岳
その後，「鰻温泉」（指宿市中心部から南西へ５ｋｍほど）に向かいました．このひなびた温泉は，西郷隆盛が長期滞在したところです．
●西郷隆盛が長期滞在した「鰻温泉」（入浴料 200円）
外来者には「熱すぎる（43～44℃）」温泉も，地元の人にとっては全く問題ない温度．
狭い浴室ではありましたが，pH6.4の硫黄泉を楽しみました．
●浴槽です（ご本人の許可を得て撮影）
●近くには、天然の「蒸気釜」が点在しています
昼食は，唐船峡で「そうめん流し」を食べましたが，これまで体験したことのない流し方式に，びっくり !!
これは，「そうめん流し」というより，「そうめん回転」です．
●唐船峡の「そうめん流し」レストラン
●驚くべき回転式「そうめん流し」
山口・宇部に暮らすようになってから，九州に行く機会が増えました．まだまだ，行ってみたいところが一杯あります．
●九州最大のカルデラ湖「池田湖」から見た開聞岳
★関連リポートも，ご覧下さいね★
① 加世田にも、「万世特攻平和祈念館」がありました（2015年１月）
② 回天の島「大津島」リポート（2013年10月）
③ 西大山駅リポート（2013年2月）
