吉松駅で乗車した観光列車「いさぶろう・しんぺい号」ですが,吉松駅発人吉駅行きは「しんぺい号」,逆に,人吉駅発吉松駅行きは「いさぶろう号」と区別しています.
この名前の由来は,「いさぶろう」は,人吉駅‐吉松駅間が建設された当時の逓信大臣「山縣伊三郎」,「しんぺい」は,同区間開業当時の鉄道院総裁「後藤新平」とのことです.
吉松駅を発車すると,列車は,勾配を登っていきます.
いよいよ,スイッチバック,そして,ループという,壮大な峠越えです.
「真幸駅」では,1回目のスイッチバック.
運転士さんが,先頭車両から後部車両へと車内を移動します.
ここでは,10分間の停車.
乗客は,傘をさしてホーム上の「幸せの鐘」に向かいます.
再び,乗客を乗せると,逆方向に勾配を登っていきます.
「矢岳駅」への途中,一旦停車し,景色を見せてくれますが,あいにくの雨のため,日本一と言われる景色を楽しめません.
「矢岳駅」では,停車時間中に,SL展示館を見学.
D51 170が保存されていました.
8620形「SL人吉号」も,かつてここで展示されていたとのこと.となると,このD51 170の復活も,あるのかな・・・?
●「矢岳駅」駅舎 2013年6月29日
●「矢岳駅」に隣接したSL展示館の「D51 170」 2013年6月29日
「矢岳駅」を発車すると,列車は,ループを描いて,「大畑駅」に向けて下っていきます.
「大畑駅」手前で,2度目のスイッチバック.さらに「大畑駅」で3度目のスイッチバックをして,「人吉駅」に向かいます.
かつては,蒸気機関車D51が,この峠をスイッチバックで越えたとのこと.
黒い煙を吐きながらの峠越えは迫力満点,この姿は、見ものだったでしょうね.
残念ながら,今回は,小雨の中の峠越え.
ま,下調べ・・・ということで我慢.
晴れの日に,もう一度,挑戦しようと思っています.
それだけの価値があります.
●「人吉駅」では,「九州横断特急」と接続 2013年6月29日
●「人吉」 と言えば,「球磨焼酎」の本場 2013年6月30日
★肥薩線 part 1 (隼人→吉松)も,併せてご覧ください..