韓国の首都ソウルの玄関「KORAIL Seoul駅」に,初めて降り立ちました.
現在のソウル駅は,2004年1月1日のKTX開業に合わせて,ガラス張りの駅舎としてオープンしました.
KTX開通までは,京釜線・湖南線・全羅線・長項線などの長距離列車がソウル駅始発で運行されていましたが,開通後は,湖南・全羅・長項線の列車は隣の龍山駅始発に変わりました.
ガラス張りの駅舎の外に出て左手方向に進むと,旧京城(けいじょう)駅の建物がありました.
1925年9月30日に竣工した赤レンガの駅舎は,当時,東京駅に次ぐ東洋第2の規模のものでした.
アムステルダム中央駅とヘルシンキ中央駅をまねたとのこと.
京城駅からは,満州方面の国際列車が発着するなど,朝鮮半島の鉄道輸送における中心的役割を果たしていました.
その旧駅舎は, 2011年8月に,「文化の駅 ソウル 284 (문화 역 서울 284)」として生まれ変わり,ソウル駅の歴史などの展示を中心とする複合文化空間となっています.
再び,ソウル駅に戻り,Busan行きKTX発車時刻が近づくまで,列車が発着しそうなホームに立ちました.
ホームには,KTXのモニュメントがありました.
時間さえあれば,ソウル駅近くの南大門市場,そして,少し足を延ばせば明洞にも行けたのに・・・
でも,今回の旅の目的は,あくまでも"乗り&撮り鉄".
そんなことより,Seoul駅よりさらに北に進み,Munsan(汶山)駅まで.できれば,少しでも,その先へ.
さらに,朝鮮半島を抜けて,広い大陸をヨーロッパに向けて鉄道旅を続ける・・・
争いがなくなれば,それも可能.
歩き回れる間に,それが実現することを祈ります.