前から気になっていた「宇部岬駅」の錆びたレールをたどってみました。
それは、セントラル硝子宇部工場に向かう専用線。
●宇部線「宇部岬駅」駅舎 2012年3月31日
●「宇部岬駅」の貨物専用線レール 2012年3月31日
太平洋セメント重安鉱業所の石灰岩を積んだホキ9500形貨物車両は
DE10形ディーゼル機関車に牽引され、毎日1往復、
美祢線重安駅を出発、厚狭駅から宇部駅まで山陽本線を入り、
宇部駅から宇部線を経由して宇部岬駅に到着。
そして、「宇部岬駅」で折り返してセントラル硝子宇部工場の専用線に
入線していたとのこと。
●宇部線と貨物専用線の分岐点 2012年3月31日
●雑草に埋もれた貨物専用線レール 2012年3月31日
2012年3月31日、土曜日、晴天。
自転車に乗り、宇部岬駅に向かいました。
宇部線の車内から何度か見た錆びたレールがありました。
●宇部岬駅に続く貨物専用線 2012年3月31日
●役目を終えたポイント 2012年3月31日
自転車を停めて、線路に沿って歩いてみました。
初春なので、錆びた線路は枯れ草の中。
再び、自転車に乗り、線路の先へと進みました。
ところどころ、線路は切断されています。
●線路が切断され、踏切が消えた 2012年3月31日
錆ついた線路の先に見えたのが、工場の煙突。
これが、セントラル硝子宇部工場。
自転車を道脇に止めて、線路の先へと進みました。
目の前に金属製の塀が現われました。
●線路の先はセントラル硝子宇部工場 2012年3月31日
●セントラル硝子宇部工場まで届いていない 2012年3月31日
線路は切断されていて、塀まで敷き詰められた新しい砂利が印象的でした。
再び、DE10が牽引するホキ9500形貨物車両が、
工場を出入りすることはありません。
●役目を終えたポイント 2012年3月31日
●役目を終えたポイント 2012年3月31日
●セントラル硝子宇部工場を背に 2012年3月31日
最終運行日は、2009年10月18日。
こちらに移住する、わずか1年前の出来事です。
運行廃止から2年半で、こんなに変わってしまいました。
世話をしなくなると、朽ちて行くのは早い。
残念です。