2006年4月29日、JR西日本の富山港線が「富山ポートラム」として再出発。
富山市内の路面電車網が拡大されました。
富山駅北駅から奥田中学校前駅の直前まで、併用軌道が新設されました。そして、奥田中学校前駅から岩瀬浜駅まで、富山港線の専用軌道。
全長8.0kmを22~23分で走ります。
富山駅北口を出ると、カラフルな車両が待っていました。
「新潟トランシス」という会社で製造された2車体連節LRV TLR600形車両です。
この会社が製造したLRVは、同じ富山県高岡市の万葉線、そして、熊本市内を走っています。
このTRL600形車両ですが、外装は立山の新雪にちなみ白を基調とし、フロントガラスの下縁部と乗降口の周囲は、編成ごと7色(赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫)に塗り分けられています。
このうち、出会えたのは、橙、緑、黄の車両。
これらの車両は、「ポートラム」という愛称が付いていますが、「港 port」と「路面電車 tram」を組み合わせた造語とか。
JR富山駅は、2014年の北陸新幹線乗り入れに伴い高架化される予定。
この高架化工事の完了後には、富山ライトレールと地鉄市内軌道線のレールを接続し、直通運転を行うことが計画されている。
●夕暮れの岩瀬浜駅に停車中のポートラム 2010年6月16日
人気のない夕暮れの岩瀬浜駅、いい感じでした。
●JR富山駅北口のポートラム・ショップ 富山駅北駅 2010年6月16日
廃線が続く中で、路線拡大を行う富山市の試み、応援します !!