福井駅から九頭竜湖までは、越美北線で移動、
越美南線(現在は、長良川鉄道)で、北濃駅から美濃太田駅まで移動、
そして、空白の区間は、
旧国鉄バス路線に沿って、九頭竜湖駅から美濃白鳥駅まで徒歩。
そんな計画を立てたのは、10年前。
いよいよ実行の日が来ました。
7月31日(金)、天候は曇。
午前7時15分。金沢の自宅を出発。
●お供のキャリーバック 自宅前 2009年7月31日撮影
一週間以上前から、天気予報とにらめっこ。
●金沢駅から福井駅まで乗車した「雷鳥12号」 金沢駅 2009年7月31日撮影
●485系車両「雷鳥12号」車内 4座席独占 !! 2009年7月31日撮影
越美北線が北陸本線から分かれる越前花堂駅で、
小学生の団体(約40人)が乗り込んで来ました。
大きく「ミステリー列車」と書かれた名札を、胸に付けています。
会話から判断するに、彼らは小学5年生と6年生のようです。
とにかく、にぎやか。
特に、男子が・・・
●あなた達の方がミステリアス(キハ120車内) 2009年7月31日撮影
空模様を確認しながら、
10時57分、九頭竜湖駅ホームで計画続行の決断をしました。
●福井方面に向けて九頭竜湖駅を発車 2009年7月31日撮影
九頭竜湖駅から上流方向に進むと、すぐ分かれ道。
直接、北濃に通じる石徹白(いとしろ)方向も魅力的。
今回は,予定通り、国道158線を進みます。
●分かれ道の標識 2009年7月31日撮影
いよいよ、27kmの峠越えです。
鷲ダムから全部放水されているのは、この夏の大雨の影響。
なかなか見られない光景とか。
●高さ45メートルの重力式アーチの鷲ダム 2009年7月31日撮影
追い越して行った貨物トラックが、約3分後に、山道を登って行くのが見えます。
同じところまで、30分以上かかります。ふう・・・
岩を積み上げたロックフィル式「九頭竜ダム」を越え、
瀬戸大橋の実験台となった「箱ケ瀬橋」まで来ました。
ここで、ほぼ半分です。
途中、15分の昼食(マイタケ弁当)休憩を取っただけで、歩き続けます。
●別名「夢の架け橋」と呼ばれる箱ケ瀬橋 2009年7月31日撮影
歩き始めて4時間半後。
福井と岐阜の県境にまで来ました。
全長1,080mのトンネルを歩き切ると、岐阜県。
●福井と岐阜の県境の越美通洞 2009年7月31日撮影
約10分で暗いトンネルを抜け、右手に曲がり、
通行止めの柵を乗り越えて少し進むと、
はるか下に美濃白鳥の町が見えて来ました。
経験ある方はわかると思いますが、
上り坂より下り坂の方が、断然きつい。
キャリーバックを支えに、一歩一歩、急な坂を下りて行きました。
ゴールの「美濃白鳥駅」まであと2kmのところで、
一台のワゴン車が止まりました。
「どこまで行くの? 乗ってく?」と、車の窓から
同世代の女性が声をかけてくれました。
「あと少しでゴールなんです。」と、せっかくのご親切をお断りしました。
「あはは・・・がんばって !!」と言い残し、彼女のワゴンは走り去りました。
ありがとうございます。
ほんと、うれしかったです。
あと約500mの地点のマーケットで、祝杯用の冷たいビールを購入。
歩き始めて6時間半後、ゴールの「美濃白鳥駅」に無事到着 !!
●美濃白鳥駅 2009年7月31日撮影
●祝杯用の缶ビールがホームベンチの上に 美濃白鳥駅ホーム 2009年7月31日撮影
●美濃白鳥駅ホーム 2009年7月31日撮影
駅のホームは、田舎らしい素朴な感じ。
昭和の匂いがしました。
そのホームのベンチで、一人、祝杯をあげました。
文字で表現できないほど、大・だい・大満足 !!
★ part 2
に続く・・・・・