幸運にも、
熊本発東京行きの上り「はやぶさ」のA寝台は、
発売日に入手できました。
乗車日の2月15日、
まず、一日フリー券で熊本市内の路面電車を楽しんだ後、
熊本駅3番ホームに立ちました。
いよいよ、最初で最後の寝台特急「はやぶさ」の乗車。
アルコール飲料、おつまみ、そして、馬刺しを用意して、
A寝台に乗り込みました。
進行方向に向いた個室でした。
15時57分、「はやぶさ」は、時間通りに熊本駅を発車。
●「はやぶさ」発車時刻表示(熊本駅) 2009年2月15日
●乗車するA寝台車両 2009年2月15日
発車時間が早いので、窓の外はまだまだ明るい。
暗くなるまでの時間が、とても楽しい。
早速、馬刺しで、飲み会のスタート。
だんだん暗くなりますが、室内灯をつけずに、
過ぎていく窓の外の明かりを眺めていました。
いい感じ・・・でした。
停車駅毎に、ホームに降りてシャッターを切りました。
ピークは、門司駅と下関駅。
熊本駅から牽引してきたED76は、門司駅でEF81に交換し、
下関駅に向けて関門トンネルを走り抜けます。
そして、下関駅で、特徴的な顔のEF66に、再び交換。
●ED76に交換して熊本駅に向かう「はやぶさ」 2009年2月13日
夜間であること、そして、ホームがカメラ隊で混み合っていて、
シャッター・チャンスが難しい。
いいアングルの写真が、ブレていたので、がっかり。
機関車の交換セレモニーが済むと、落ち着きを取り戻します。
駅員さんの笛が鳴り響きました。
乗客の一人(男性)が、酒に酔って、ホームで叫んでいます。
「はやぶさ・・・さみしいよぉ・・・・」
停車駅毎に、ホームに降りて、大声をあげていました。
窓の外を過ぎゆく明かりを見ているうちに、
いつの間にか眠ってしまいました。
●車窓からの夜明け(浜松-静岡間) 2009年2月16日
夜明けは、7時。
列車内で迎える朝というのも、なかなかいい感じ。
富士山の撮影ポイントを知らせる車内放送が入りました。
新幹線車両の中から見るのとは違って、早朝の富士山は新鮮 !!
列車は、ほぼ時間通りに、東京駅に到着。
愛用キャリーバックを引っ張って、東京駅10番ホームに下車。
熊本駅から東京駅までの、
最初で最後の「はやぶさ」の旅は終わりました。
金沢駅から東京駅までの4時間の列車の旅、
東京駅から大分駅までの「富士」のB開放寝台の旅、
そして、熊本駅から東京駅までの「はやぶさ」のA寝台、
さらに、東京駅到着後、金沢駅までの4時間の旅・・・・
とても非効率で、体力が必要な行程となりました。
でも・・・とても満足 !!