その日は、
寝台特急「富士・はやぶさ」のラストランの前日(3月12日)。
上野駅の前に、東京駅10番ホームの大混雑を避けて、
鉄道発祥の地、新橋駅1番ホームで、
寝台特急「富士・はやぶさ」を待ち構えました。
時刻通りに新橋駅を通過した「富士・はやぶさ」を見送った後、
東京駅で、限定販売の「富士・はやぶさ」弁当を買い込み、
上野駅に向かいました。
18時50分、上野駅13番ホームに、
北斗星色のEF81に押された寝台特急「北斗星」が入線。
19時3分、時刻通りに、「北斗星」は、札幌に向けて出発。
当日は、全寝台予約済みとのことでした。
●札幌行き「北斗星」発車時刻表示(上野駅)2009年3月12日
●行き先表示(上野駅) 2009年3月12日
乗車前に13番ホーム手前の売店で買い込んだ缶ビールで、
早速、一人宴会のスタート。
Bソロ個室上段から、
過ぎ行く窓の外の景色を眺めながらのビールは、最高 !!
19時からのアルコールは、気持ちにゆとりがあるせいか、
いい感じで酔いが回ります。
予算の関係上、レストラン車両でのフルコースの夕食をあきらめ、東京駅で購入した「富士・はやぶさ」弁当で夕食。
「北斗星」に揺られながら、「富士・はやぶさ」弁当を食べるというのは、時期が時期だけに、複雑な気分でした。
列車の揺れ、アルコールの酔い、そして、仕事の疲れが重なり、
22時を過ぎたあたりから、眠ってしまいました。
寝ている間に、機関車はEF81からED79にバトンタッチし、
青函トンネルを走り抜けました。
その途中で、目が覚めました。
函館駅で、ED79から青色の2連のDD51に、
再度バトンタッチされた「北斗星」は、海岸に沿って走ります。
朝食(1,600円)は、レストラン車で取りました。
2008年8月に乗った「トワイライトエクスプレス」に比べると、車内の豪華さは負けます。
でも、朝食は、おいしかった !!
車内で「北斗星」グッズが売られていたので、何点か購入。
車内販売のお姉さんの声が、いい感じでした。
寝台特急「北斗星」に乗るということで、
西村京太郎のミステリーを持ち込みました。
予定より数分遅れましたが、
爆破されることなく(もちろん、殺人も)、
「北斗星」は、札幌駅3番ホームに、無事、到着。
●DD51の「北斗星」ヘツドマーク(札幌駅)2009年3月13日
●上野発「北斗星」が札幌駅に到着(1) 2009年3月15日
●上野発「北斗星」が札幌駅に到着(2) 2009年3月15日
この札幌駅の3番ホームも、
いつの日か、カメラを持った多くの人であふれるのでしょうね。
突然の「北斗星」廃止の知らせにあわてることのないよう、
機会を見つけて、乗るしかないですね